どこまで

貴方はどこまでなのかとふと考える。
私が今見ている景色とか、聴いている音楽とか、食べている料理、触っている犬、嗅いでいる臭いタバコ。
私のどこまでが貴方からで、どこからが私なのか。
もしも、全てが貴方ならば私はどこまで行けばいいのだろうか。
行く当てもなく、砂漠を歩いても貴方がいて、海に流されても貴方がいて、雲の上まで歩いたとしても貴方。
夢の中までも貴方で、私はきっとどこまでも貴方と共にあるのだろう。
だから貴方もそうあって欲しい。
死ぬのならば私の中で、私の腕で死んで欲しい。

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