苺坊

日々の徒然を書きます。

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最近の記事

幸せになる勇気

なんというか、自分に自信が無い人って自分が幸せになることにすごく臆病だ。 なぜなら、こんな私が幸せになんかなっていいのか、という思考回路になってしまうからである。 なぜこんなに断言出来るかというと、まさに私がそうだから。 基本的に私は自尊心がクソみたいに低い。 クソみたいに低いから、ちょっとしたことですぐへこたれそうになるし、マジで自分死ねばいいのでは?と思うときも多々あり。 そんな私でも最近、幸せだな、と素直に感じることが多くなってきた。有難い話。 というのも、

    • 嬉しかったこと。

      今日、バイト先のレストランで、ある団体客がテラスでバーベキューをしていた。彼らはお会計をしたあともなにやら楽しげに話し込んでおり、私と店長は少し困っていた。彼らが飲み食いした皿や飲み物のグラスは、お客様が完全に帰ったあとに片づけることになっているからだ。 やっとばらばらと帰りはじめ、よし片づけようとしたとき、支店長が私に行った。 「頑張って定時までに終わらせようぜ」 私は、その一言が本当にうれしくて、思わず大きな声で返事をした。 バイトとして採用されてから半年が経つが

      • 宮崎誉子さんの「派遣ちゃん」を読んだ。 私が初めて宮崎さんの小説を読んだのは中学生のときだ。カラフルな背表紙を図書館でのんびり眺めていたとき、宮崎さんの「世界の終わり」に出会った。 なんとなく手にとってみた本だったが、ページの一行目からぐんと惹き込まれた。それは本当に暴力的な力強さで、私は成すすべもなくただ紡がれる宮崎ワールドに翻弄されるだけであった。しかし、宮崎さんの世界にはいつも音がない。会話文はもちろんあるし、激しい描写も書かれている。だが、ひたすら物語は淡々と進み

        • 「すみません、じゃあ、二時半にラウンジで!」 先輩にそうメッセージを送ったあと、彼女は既読がつく前に携帯の電源を切る。二時半にラウンジ、きっと先輩はOKと返事をするだろう。そう考え、借りてきたばかりの本をどさどさと鞄から出した。 お昼に資料を渡しに行きます、と先に行ったのは彼女だった。昨日の晩、先輩からオッケーの返事が来てからきちんと資料を準備し鞄にも入れて寝た。準備は完璧だった。彼女は準備し終えた持ち物を見て「ふふん」と得意げにひとりで笑っていた。だが彼女は当日になり資

        幸せになる勇気

          誕生日プレゼント

          今日は姉の誕生日だった。 私は今実家から離れて暮らしているため、実家に姉へのプレゼントを送りつけようと考えていた。昨日。 なにがいいかとぼんやり考えながら、あまり行ったことのなかったスーパーに行った。試験をひとつ受け終わり、お腹がすいていた。 プチトマトが安い、と小さな感動と共に店内を歩いていると、着物をきたおばちゃんと目が合う。 無料でお茶を飲めますよ、いかがですか、と言われ、つい誘いにのって席に座る。 昼までまぁまぁの人が買い物してる中、椅子に座りお茶をすすって

          誕生日プレゼント

          等身大の肯定

          夜、じっと目を閉じていろんなことを考えた。 今日、母校の部活の後輩たちの大会があったこと、後輩たちはとても楽しそうだったこと、先輩で良かったと思えたこと、連絡があったあの人のこと、連絡が途絶えたあの人のこと、自然消滅したようなあの人のこと、もう元には戻れないあの子の幸せについて… キリがない話ばかりではあるが、どうしても考えてしまう。 そして結局行きつく先は、「私、だめだな」なのだ。 大学生にまでなり、初対面の人ともなんとか笑って話せるようになった。 自分で声をかけ

          等身大の肯定

          今も変わらず

          突然だが、私は小学生のとき、中学生が怖かった。 きゃははと笑いながら颯爽と自転車で横を通り過ぎるセーラー服たち。何が怖かったのかはわからないが、ただ怖くて、中学生も中学生になることも怖かった。 そして中学生のとき、私は高校生が怖かった。 中学校への通学途中に時々会う高校生のお姉さんがいた。 背筋をぴんと伸ばし、長い髪が美しく風に揺れる様は、きれい、の一言に尽きた。高校生って、なんだか大人で、かっこいいなぁ。そんな認識を持つと同時に、怖かった。 そして高校生のとき、私

          今も変わらず