葛藤最前線

おとついは、最後の1セットができなかった。

2日前に悔やんだ気持ちを思い出す。たかだか11回の腕立て伏せである。しかし、出来なかった。身体の悲鳴を無視して続ける手もあった。やれなかった。できるまでやればいいだけなのにやらなかった。

どうしたら、やれたのか？ハードルを下げるしか思いつかない。
「下げるのか？下げて本当にやれたと言えるのか？それで満足なのか？」と悪魔がささやく。
一方、天使ちゃんは下げる気満々だ。「そもそも10回でええやん。なんで11回なん？めっちゃ中途半端やん！」と、ノリノリである。
すると、悪魔も負けじと「10回余裕だったから11回にしたのでは？今さら10回に下げるとかカッコ悪いね。てか、正月から食べすぎているからでは？」
いやはや、天使ちゃんも反撃。「だから、ハードル下げてでもやるんやん。習慣が命やで、続けることが大事なんだわ！！！」
押され気味の悪魔だが、引き下がらない。「習慣って、、、正月サボってましたよね。しかも、思いっきり食べて増量継続中じゃないですか！」痛いところを突いてくる。
負けじと天使ちゃんが「はい？だから、習慣復活させたんやん。そもそも11回やるのが目的ちゃうやろ？筋トレを続けることが目的やろ？じゃあ、減らしてでもやった方がいいんちゃう？」
脳内で攻防は続く。
「てか、何で腕立て伏せなの？筋トレならスクワットでもいいのでは？筋トレじゃなくてもいいのでは？歩くとかでもいいし」

ふと、我に返る。
たしかに、何で腕立て伏せにしたんだ？
もっと違うやり方もあったのでは？
腕立て伏せにしたのは、胸板増し増し計画をたてたから
何でたてたんだ？記憶にない。
ただただ、胸板厚い方がカッコ良さそうという理由だったと思う。
ジムに行くのも面倒だから、部屋でできて自分が苦手なことにしたのだった。
ちょっと理由弱いな！笑
そりゃ～葛藤もするわ！と納得
習慣化が意志の力だけでは難しい理由も分かりました。

葛藤は、やらない理由の始まりなのかも。
要するに言い訳だ！！
葛藤が始まったら、ハードルを下げるか始めた理由に戻るといいのかもなと思えた日でした。