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ひと口目は誰のためにあるのか?

何であんなにひと口目は美味しいのだろう?

ビール、コーヒー、パン、アイスクリーム、ケーキ、、、

自分が今食べたい物をあげたわけではない。ひと口目で感動する食べ物だ。

気付いたらたいていの食べ物は、ひと口目でもっていかれる。ひと口目が大切だから、できた物ではない。勝手にこちらがひと口目を美味しく感じているだけの話なのだ。

ひと口ちょうだいでいただける美味しさとは違う。ひと口目だから味わえる美味しさがある。極論をいうと、ひと口目のために食べている。失礼だが、ふた口目からは敗戦処理ぐらいの感じになっている。決して不味いとかではない。自分の中でもう味わえないひと口目を欲しているだけなのだ。だからか、自分が注文したものや取ったものは全部食べるという信念でいる。

何でこんなにひと口目が好きなのだろうか?
自分でも分からない。強いていうと、食い意地が張りすぎたなれの果てなのかもしれない。食べるのは好きだ。できるかぎり、自分がその時に食べたい物を食べたい。毎食に命をかけるほどの熱量はないが、自分の心に素直でありたいとは思う。

自分は、ひと口目で全てを決めているのかもしれない。ひと口で全てを判断している。これは単純に美味しいかどうか。味音痴の私の判断は、たいてい美味しい。 

思い返すと、ふた口目からは、1人感想モード。匂いがいいな、何入っているんだろう、生姜が入っているな、何か足りない、もっと塩味が少なかったらな〜などなど

単純に美味しいの理由を知りたいだけなのかもしれない。美味しさを言語化したいだけなのか!!そんな高尚なものではないな。

ひと口目は、食べるという行為の始まりだ。食べると食べていない時の狭間。ひと口目だから純粋にその食べ物を食べられる、感じられるのだろう。匂いや、口の中に入った感触、温度などまっさらな状態で五感で食べられる唯一の瞬間である。また、日常生活の中の切り替えのタイミングでもある。五感に集中しやすいのかもしれない。

さぁ〜お昼ご飯は何を食べようかな。ふた口目が気になってきた今日この頃でした!!

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