真の美しさとは

今日の言葉

イソップ寓話より引用

12）狐と豹 狐と豹 が美しさを競い合った。 豹が二言目には体色の多彩さを言いたてるので、狐が答えて言うには、 「わたしの方がどれ程美しいことでしょう。だって、体ではなく心が多彩なんですもの」 　 体の美しさより知性の装いが大事であることを、この話は説き明かししている

【引用元 岩波文庫 イソップ寓話著 イソップ　翻訳 中務哲朗】

真の美しさとは

近年、男性も化粧をするようになりました。

人々から美しく見られたいという思いは自然なものです。

しかし、人間としての真の美しさとは何でしょうか。

化粧で外見を整えることは可能ですが、心が清らかでなければ、人間としての本当の美しさとは言えません。

逆に、清らかな心を持ち、それが日々の言動に表れていれば、自然と周囲から美しい人間だと認識されるものです。

つまり、真の美しさとは、その人の内面から自然に溢れ出るものではないでしょうか。

外見を整える化粧も大切ですが、同時に心の清らかさを意識しなければ、結局は魅力的な人間にはなれないでしょう。

これは、古今東西を問わず、人間としての普遍的な真理だと感じます。

イソップ寓話集 の「狐と豹」を読んで、そんなことを感じました。

オススメの本

イソップ寓話集 (岩波文庫 赤 103-1)