見出し画像

2020年のこと

E.M.シオランを読んで始まる2020

先生に宿題を提出する習慣ができた
なんでも書いていいノート  
日記や写真や絵やシール
6冊目は作文だけを書いた
作文を毎日書けたことが、わたしにとってとてもいいこと

パニックみたいになったときはこの世の終わりを感じた 疑念に占領されて人を信用できなくなることはとても怖い でもそのおかけでカウンセリングが大きく進んだ

声が何回か出なくなった 現在は出ていない
筆談は楽しい

いつも死にたいと思っている人にとって、社会が平等に不安になることは逆に精神の安定に繋がるとわかった

小松美羽の「世界のなかで自分の役割を見つけること」という本を読んで号泣した 
体の力がするすると抜ける

映画館で観るもののけ姫

短いヨガと短い瞑想をしてから日々眠る

一番好きだった夢は、
モモカミッキーリーとキスをする夢
とてもやさしいキス
モモカミッキーリーはわたしの潔白を証明するように先生に訴えた

夏の終わりに奥多摩に行った
チケットを買ったのに鍾乳洞の入り口で怖くなって入れず帰った
川で拾った綺麗な石で指輪を作った あんまりかわいくできなかった

一度も美容室に行かなかった
自分で切った髪

アルパカの毛糸で編んだマフラー

高級耳栓

去年の12月、病院で号泣して知らない人がハンカチをくれた 今年の12月、道でおじいさんを助けてハンカチをあげた 恩返しができた気がした

親友と親友の彼氏と3人でクリスマスを過ごした ぬいぐるみを電飾で光らせたり、小さなケーキをおいしいおいしいって言いながら食べた 七色の炎のろうそく 好きな色をみんなが選んだ ふたりのお部屋のロフトの窓はとても素敵 とても楽しかった

次の日の朝さみしくて大泣きした
どうしてわたしはひとりぼっちなんだろう

6年くらい前、精神がおかしくなってしばらくほぼ村上春樹の文体しか読めなかった    
登場人物や物語の展開が多かったり、かたい文章だと頭にまるで内容が入らなかったが、村上春樹の物語は主人公の頭の中のひとりごとがつらつらとあって、わたしの頭の中にすんなりとフィットした (ちゃんと読めてなくても気持ちいい気分になった)
何度読んで救われたかわからない「ノルウェイの森」を11月に読んだけれど、以前ほどの抱きしめたくなるような宝物な気持ちを感じなかった 12月、夏目漱石の「こころ」を初めて読みきった これはとてもすごいことだ
わたしは本が読めた、と思った
よくなってきていると思った

それでもなんども死んじゃおうかなと思った
死にたいはパニックになるより100倍ましだから、死にたいときは恵まれていると思えた

ガチャガチャを11回回したり
戦闘機の動画を見て泣いた
一瞬でばらばらになるかもしれないところが涙出る

サンリオピューロランドにはまだ行けていない

進撃の巨人にはまった
ユミルとクリスタのところが好き
アニメや漫画にまったく触れてこなかった人生がささやかにきらきらした

神聖かまってちゃんと大森靖子が好きになった

一番好きなドラマ「それでも、生きてゆく」を全話見返した
あのときの満島ひかりの歳をわたしがもうすぐ越してしまうことはすごくショッキングだ

占いによると来年は12年に一度の最もいい年がわたしにやってくるみたい
結婚しよう

サボテンが枯れて、捨てようと思ってる

今年一番辛かったことはパニックのようになったこと 一番よかったことは心から信頼できる好きな人たちが少なくても居ることがわかったこと

でもその人たちが居ようと死にたいことからはもう一生逃れられないと思う せめてあきらめながらおだやかになればいいのに、いつも忘れてしまう 難しいと思うけれど
幸せになりたくない、
げんきになりたくない、
1億くれてもいなくなりたいときに
なんとなくあきらめて
あきらめながらただ作文を書いて、ただ先生に提出して、ただnoteに投稿することをなんとかこれからもしようと思う


2020.12.29


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?