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あれから

最近はちょっと忙しくなって、学生さんの実習配属を調整する作業とか、新年度に向けた準備とか、はたまたいろんな書類をあれこれ作成したりと、忙しさに追いかけられる職場。

そんな中を潜り抜け、坂本タクヤさんの帰ろうかをウォークマンで流しつつ、電車に乗って帰宅。家事はあれしなきゃ、子どもの予定も思い返しつつ、家にたどり着く。ドアを帰ると、おかえりーと長男坊の声と共に、輪唱が始まる。いつもはもうちょっと静かだなとちょっと意図を確認したくなり、末っ子くんに聞いてみると、逆に質問返しをされる。

節分?って聞いてみると、半分正解!!と言われ、なんだろー教えて?と問うと、心筋炎との闘いの日から2年!!と末っ子くんに言われ、再認識。
忘れてたわけではなく、インフルエンザの時期には嫌でも思い出す。子ども達にもしっかり記憶に刻まれているらしい。
とはいえ、ありがとうと返すのもなんか違うと思い、そうか2年経つんだねと、曖昧に返す。すると、よく頑張ったね!!とハグされる。突然のことにびっくりするが、末っ子やその上からハグしてきた他の息子達の暖かさに甘えて、ハグの時間を楽しむことにした。
海外では、退院する子どもたちをヒーローとして退院時に盛大に送り出したりすることもあると聞く。そんなことを子どもたちが知っているかはわからないけど、子どもたちにまっすぐな言葉と思いを受け止めることができて、こんな幸せなことはないなと思う。

今年は新型コロナウィルスのニュースが連日報道される中で、インフルエンザのニュースはかき消される傾向にある。とはいえ、手洗い、うがい、マスクの3点セットをしっかりやって、このシーズンを乗り切って行こう。

ヒーローだって休むことは必要だよとハグの後に、弟から言われたので、今日は早めに寝ようと思う。
そして、何より2年前の2ヶ月間、子どもたちに辛い思いをさせてしまった。でも子どもたちも、耐えた。そうみんなこそヒーローだ。ありがとう、みんな、これからもよろしくです。

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