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エアラインでロスバゲを回避する方法

Vol.105
久しぶりにNOTEのダッシュボードを開けてみると、荷物についてのアクセスが増えていた。
なので、また荷物の話。

日本のエアラインでない飛行機に乗る場合、本当につきものなのがロストバゲージ。いわゆる荷物紛失の通称『ロスバゲ』である。
筆者はこのロスバゲとは隣り合わせのようなエアラインばかり利用してきたので、なかなかロスバゲには慣れてきている。
正直この経験値を積んだところで、なんのメリットもない。

なのでこのロスバゲを回避する方法を筆者なりの経験とともに綴っていく。

手荷物と預かり荷物の分け方

欧州のエアラインには実に多いロスバゲ。もはやガリガリ君のあたりの確率よりも多い。
しかし、便宜が良くて購入しただろう航空券なので、ここは搭乗までに覚悟を決めておくことをお勧めする。
ロスバゲの覚悟前提で必要になるのは荷物の分け方だ。

推奨荷物の分け方
【機内持ち込み手荷物】
- 2泊程度の下着類
- Tシャツやスリーブのあるラフなシャツ
- 簡易スリッパ
- 化粧品一式
- ハンドタオル
- PC類
- 現金などの貴重品

【預かり荷物】
- 衣類
- おみやげ
- てきとーなもの

ということで手荷物が重いのは嫌かもしれないが、できるだけ2泊分位の下着と、女性は化粧品類だけは機内持ち込みにしておいた方がいい。
Tシャツやスリーブのあるラフなシャツというのは、海外滞在ではパジャマがないので、パジャマ代わりに着ると便利である。

筆者は時差ぼけ防止のためにも、機内で着替えるので、軽いスエットパンツとロングスリーブシャツはいつもリュックサックに入っている。
簡易スリッパも機内で便利であることと、欧州ではホテルにスリッパがないところもあるので、ロスバゲになっても不便を感じないように、これもまたリュックにいつも入っている。

そして機内持ち込みはコロコロでなく、リュックサックが便利なのでお勧めしておきたい。コロコロは頭上荷物預けに収納しなければならないが、リュックの場合は機内での足置きにもなるので、かなり便利である。

搭乗前に預け荷物の確認

これはその時のフライト状況にもよるが、トランジットの時間が短く、ロスバゲの不安がある人は、搭乗前に預かり荷物が機内に搭載されたかどうかを確認することができる。
混んでいるフライトでは後回しにされてしまい、気づいたら飛行機に搭載されてませんでしたということもあるので、事前に確認しておくと良い。
フリークエントユーザーの場合は、結構きちんと調べてくれたりするが、団体旅行の場合は調べてくれないこともあるので、これは当たり前の対応ではないことも知っておいて欲しい。
もちろんそういう理由から、フライトが空いている場合は、クルーにも余裕があるので、事前に調べてもらえる。

場合によっては、荷物が搭載されない理由で搭乗を拒否することもできるが、フライト変更などは自費になるので覚悟しないといけない。

トランジットタイム2時間以内はロスバゲ率がレッドゾーン

トランジットのフライトで旅する人も多いだろう。
そういう時は乗り継ぎの条件が良いフライトを選ぶことと思う。
ただ乗り継ぎ時間が少ないと、ロスバゲの確率はかなり高くなる。
私の経験上、乗り継ぎ時間2時間以内は80%以上ロスバゲになると言っても過言ではないと思う。
なので、乗り継ぎの時間が少ない人は、その事情をクルーに話して、先の様に荷物をトラッキングしてもらうことをおすすめしたい。

飛行機にもフライト規定の時間があるので、一個の荷物のために飛行機を遅らせる訳にはいかないことも事前に認識しておかないといけない。

今はアプリで荷物確認できるが、そこにも問題発生

先日のパリから東京までのフライトで、たまたま横に座っていたのはイタリア人だった。なのでついついイタリア語でおしゃべりしてしまうわけだ。
私がトリノからパリまでのトランジットが2時間しかなかったため、クルーに荷物の確認をしてもらっていたのを見ていた彼は、私にエールフランスのアプリで荷物が追跡できることを教えてくれた。
そこで私も早速追跡するも、まだパリ東京のフライトには搭載されてないと。

そして彼はミラノからパリに到着の際、フライトが遅れて、トランジットが1時間しかなかったのに関わらず、もう荷物が搭載されているという。

そんなわけはないと話すも、アプリでは搭載済みになっている。
私のは非搭載。。。

幸か不幸か、その時は機械トラブルで出発が1時間遅れたので、最後の最後にクルーの方が「お客様の荷物は無事に搭載されました」と報告に来てくれた。
なので、まだフライト前だったこともあり、アプリで確認すると「非搭載」の表示。クルーのパッドで確認するのが確かなので、それを私も確認した上で安心して飛んだ。

ただ念の為、隣のイタリア人にも確認した方が良い旨を伝えたが、アプリが搭載済みと書いているのに何をどう・・・という。

羽田到着。
荷物受け取りのところで、私の荷物を見つけ、安心して税関を通ろうとした時、そのイタリア人が私をわざわざ探して一言。

「ロスバゲだったー!!!」

アプリも信じないと誓った瞬間であった。

ということで、荷物は預けたからといって、安心というものはない。
預けても自分の荷物をウォッチすることも大切なのである。

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