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2020.09.20「11人が集まった"奇跡"」

昨日の虚無を帳消しにしてなお余りあるほど、今日という日は充実の日だった。なにもかもを書くことはできないが、今日という日が充実の一日だったことは残しておける。


ナナニジのアニバーサリーライブがあった。3周年ということだ。昼はオンラインで、夜は現地で参加した。自分自身生のライブを見るのは約7か月振りだったが、本当に行って良かったと思う。ライブがあって、演者がいて、観客がいて、そこに音が、ダンスが、一体感が生まれる。ナナニジメンバーのパフォーマンスを見るのはほとんど初めてだったが、想像をゆうに超える見事なものだった。特にダンスは11人とそれなりの人数でのものだが、グループとしての一体感とそれぞれの個性、その両方が垣間見えるものだった。立ち上がるのは不可、声を発するのもNG。そして左右はひと席分空いている……ということで、自然と体は振りコピをしていた。コールなんかはもちろんそうだが、振りコピもまたオンラインと現地では違う。一緒に楽しんでいるよ!ということを少なくとも表現できていると感じる。それを彼女たちに伝えられていれば良いのだが。

河野都役倉岡水巴さんがこのライブで復帰だった。しかしそれほどしんみりしたような空気はなく、倉岡さんを含めたこの11人でパフォーマンスをするのが当然だとでも言わんばかりの(実際そうなのだ)、いい意味でなんの違和感もない、濁りのないライブが見れたことはとても嬉しかった。

本当に11人全員が良くて、11人全員を見ていた。河瀬さんはステージ上のパフォーマンスは初だったが、そんなことはまったく感じさせない安定感があり、真ん丸な目をパッチリと見開いているのも存在感があって良かった。海乃さんはなんといってもその長身と長躯が映えていた。サイドテールもかわいい。宮瀬さんはアサルトリリィで舞台を経験したこともあってか非常に堂々としており、いい意味で遊びを出す余裕すらも感じられた。白沢さん、オンラインで見て目力に吸い込まれるものがあった。そして現地で見ると顔が小さい!帆風さんはダラッダラに汗をかいてパフォーマンスする姿が本当に好きだ。倉岡さんはとにもかくにも笑顔。楽しそうな姿にこれ以上ないおかえりの気持ちを抱いた。ボケたがるところもgoodで、「VTR、見てみやこ~」が本当に良かった。武田さんもとにかく笑顔。それに加えてMCのときなどとにかく手を振りまくっていたのが印象的だ。涼花さんは本当にかわいい。立ち居振る舞いがとにかくかわいい。涼花さんもいろんな人に手を振っており、愛嬌でかなうものがいない。高辻さん。ナナニジメンバーにおいて涼花さんと並ぶ声の存在感があり、曲の中で入ってくると良いアクセントになっているのがわかった。そしてコメント力もあり、半チャーハンの際の「人間幸せなときってのはこんな風に頭からっぽで美味しいごはん食べてるとき」みたいなコメントは本当に素晴らしかった。天城さん。天城さんも笑顔が印象的なのだが、それ以上にダンスのダイナミックさが抜けていた。そして西條さん。コメントはほとんどしなくても、ダンスのキレはセンターを任されるだけのキレがあり、説得力が強かった。そしてほんの時折見せる笑顔がかけがえのないものなのだ。控えめながら客席に手を振っていたりしたのも見ていて嬉しかった。応援し、応援されるのがアイドルの仕事だとすれば、西條さん以上にアイドルをやっている人はいないんじゃないかと思えるくらい、彼女は本当にアイドルだった。

夜の部、ライブがアンコールまで終わり、演者がはけた後、大きな、大きな大きな拍手が鳴りやまなかった。このとき、自分は心から今日来て良かったと思ったし、客を入れてライブをする意味というのはなくなることはないなと感じた。あのアイドルコネクトのリリースイベントでも、大きな大きな拍手はいつまでも鳴りやもうとしなかった。人数は普段の半分のはずなのに、そんなことは忘れてしまうほどの大きな拍手。何も言葉は交わしていないけれど、この空間にいた他の人たちも自分と同じようにこのライブを心から楽しんだんだとわかるこの瞬間。その場所に集まることには、間違いなく意味があるんだと思った。そんなライブを見せてくれたこと、そして準備して、開いてくれたことに感謝したい。


帰宅し、ストライクウィッチーズ2、オオカミさんは食べられたい、ハチナイRe:fineの最終回を見た。

ストライクウィッチーズ2最終回、王道のアツい展開に素直に涙が出た。ストレートに面白いアニメだ。CGも作画もハイクオリティ、女の子はかわいい、トンチキな展開もある、文句なし。再放送を何の気なしに見始めたころはここまで絶賛することになろうとは思っていなかった。最終回のセリフにあったが、第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」は11人なんだよな。人生っていうのは往々にしてこういうことがある。


オオカミさんは食べられたい最終話。スカート奪取おじさん逮捕オチは笑う。ルールを守らなきゃという先生に対してルールを破っても秘密を守れば良いと誘うオオカミちゃんが……狼!全3話しかなかったが、非常に楽しめた一作だった。XL上司超えたな。


そしてハチナイRe:fine最終回。何度も見ている最終回なんだけど何度見ても何度もいや~最高だ……となって涙を流すので無限のアニメ。「私たち」の物語として本当にこれ以上の傑作があるだろうか?夏が終わり、また夏が始まる。彼女たちを球場の高いところから見て「眩しい……」とつぶやいた観覧者としての初瀬は、境界としての土手で有原から手を差し伸べられ、「私たち」になる。作画のブラッシュアップはもちろん、一番驚き嬉しかったのはED。途中から「どんなときも」を使わず各話で別々の曲をEDとして使ってきたが、最終話で「どんなときも」に戻ってくるのが本当の本当に完璧。というよりこのアニメのEDは結局のところ「どんなときも」よりふさわしいものは存在しないのだ。途中でEDを変更した経緯、真意はわからないが(槇原氏の有罪確定が関係あると思う他ないが、既存曲の宣伝を兼ねていた可能性もあるし、最終話でまた戻すことができた理由もよくわからない)、なにはともあれ、「どんなときも」でこのアニメが終わったことはこれ以上ないことだ。この夏、ハチナイRe:fineを実況した記憶もまた、自分の人生に確実に刻まれていく。

そして、である。全国大会を戦った里高野球部、そのメンバーは、有原、東雲、野崎、河北、宇喜多、鈴木、阿佐田、岩城、中野、倉敷、九十九。11人。こういう日があるんだよなあ、こういう日が。



予想はしていたがクソ長い日記になった。まあそれだけの日だったということなので問題はない。ちなみに競馬は負けたがクソちっぽけなことなので割愛。


本日の視聴アニメ↓

ストライクウィッチーズ2 12話🈡、オオカミさんは食べられたい3話🈡、ハチナイRe:fine12話🈡





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