論語と算盤
守屋先生の訳は読みやすくていいですね。
文語調の文庫本は持っているのですが、自分の教養がたりておらず断念。。。
論語をベースとした武士道は、いわゆる「武士は食わねど高楊枝」なのだろうか?
自分の知識の範囲では、哲学者や宗教においてお金は必要だが、お金儲けはネガティブにとらえられていることが多いように感じる。
渋沢栄一は、ここに関しては肯定的。ただし、個人が私欲に突っ走っていくことは明確にNo。
社会の発展のためにもうけを還元する=経営者は高い倫理観を持ち、富を独占すべきではない。
今正しいことは時間がたてばかわる。国が違っても異なる。
当たり前のように見えて、社会的にはいまいち当たり前になっていないように感じることへの言及もしっかりしており、江戸末期~明治維新~近代化において、とんでもなくすぐれた人がいたのだなと感銘を受けると同時に、読んですごいと感じるにとどまらず、日々の社会活動に活かしたい内容でした。
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