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ふたりのイーダ

小学校の頃に何度も読んだ本。名作です。
子どもの頃に読んだ本で、一番心に残っている本は?と聴かれたらおそらくこれをあげます。
図書館でふと思い出して検索したらあったので、35年以上ぶりくらいに読んでみた。
読みたいと思いつつ何度か本屋で探したのですが、売っているのを見たことがない。

広島原爆を題材にした童話。
妹のイーダと、母親の出張中に預けられた祖父母の家の近所のお姉さん。

祖父母の家の近くの廃墟の中でイスが勝手に動いている(ホラー??)が、妹のイーダは、初めて来た場所なのに昔から自分の遊び場であったように遊んでいる。

結末はぜひ読んでみてほしいです。

小学生のころに気づかなかった、原爆の日に流す灯篭が、夜中に火が消えて戻ってくるところの描写。
あらためて核兵器に限らず大量破壊兵器は決して使ってはいけないものと思いました。

この本を読んだ後、今は廃刊されている少年朝日年鑑の原爆関係の資料や、はだしのゲン。小学校6年~中学2年1学期までいた広島で、原爆のことは学び、いま戦争があったら、大量破壊兵器を使ったらといったときに自分がどう思うかの土台になってます。

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