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国のつくり方

僕たちは様々なコミュニティを作ることができる。会社のつくり方を知った僕は、「もしかしたら自分の国も作れるんじゃないか?」と考えた。自分や友だちで買った土地を国の領土とし、自分たちが国民となり政府となり法を作ればいい。日本列島の中にいても三大義務がなくなり、自分たちの法のもとで農耕でもしながら好きに生きていけると思った。

結論から言うと、そう簡単に国は作れなかった。国家として認められるには、国連からの承認がいるらしいのだ(当たり前だ)。残念ながら僕たちは、どこかの国に住み、その国の決めた法律に従って生きなければならないらしい。つまり私たちが生きているのは、住む場所によってルールを押し付けられる世界なのだ。

しかし、国会の決めた法に不満を持つ人は確実に存在する。民主主義国家だって、マイノリティには不利って欠点がある。

であれば、政党ごとに国を作っちゃえばいいんじゃないかと思った。共産党支持者は、共産党支持者が集まる国を作って生きていけばいい。そんな感じで、それぞれの法を持つ少し小さな国がたくさん存在しても良いんじゃないかと思った。

そうして分割し続けたらどうなるだろうって考えてみる。最終的には個人の集まりが世界になって、法はすべて「条約」になる。自分が他人と約束した事だけが、守るべきルールになるわけ。当然大人数でも約束はできるから、例えば「事故が怖いから救急車プランには入っておこう」とか「殺されたくないから不殺の約束をしよう」みたいに、欲しい法だけを保険プランみたいに選べる。

子どもなど判断能力のない人に関しては、条約で保護する。成人するまでその子の条約は保護者が管理するという条約、みたいな。南極大陸だってみんなで約束して使っているんだから、それくらいできるんじゃないかな。

そんな世界になれば、人々はより自由に生きられるんじゃないかなと思う。いまのやり方はベストかもしれないけど、正解じゃない。こんな風に、みんなでいろんな道を考えて、全員がもっと幸せになれるやり方を見つけていきたいと思う。どうかな?

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