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本を出版したよって話

このnoteに掲載されている文章たちをまとめて本にしました。

タイトルを直訳すると「羊の考えごと」みたいな意味です。
羊が好きだからみたいな理由で適当につけました。

この本に書かれている内容はほとんどnoteに載っているので、まあ、あえて買う意味はないですね。読みたかったらぼくのnoteアカウント(この記事を書いているアカウント)を漁れば全部でてきます。それなのに2000円もするんですよね。たけえ。
本当はもう少し安くしたかったんですが、ぼくが使った出版サイトの仕様で、ページ数に応じて最低販売価格が上がっちゃったんですよね。これでも最安値にしてはいるんですが…まあそんなもんですね。

で、この一見ムダ(二見でもムダかもしれん)な本を販売するために10時間と5000円くらいを使ったんですが、こんな需要ゼロ書籍のために休日を返上したのにはそれなりの理由があるわけですね。
自分の本を出版することが23歳の目標のひとつだったので、それもありますが、もうひとつ、これを買ってくれる人を見たかったから…というのが大きいです。

読みたいだけだったらnoteに行けばいいのに、それでも買ってくれる人というのは、大概は以下パターンのいずれかであろうと思われます。

・画面で文字を読みたくない人
・記事が消される前に魚拓をとっておきたい人
・ぼくのファン
・ぼくとの関係を良くしたい人

ぼくは最後の1つが発生したら面白いなーと思っていて、このパターンを見たいがために販売したまであります。何度も書いていますが、この本を購入したときの実利みたいなものはほぼなしです。仮にあるとすれば「著者に好かれること」だろうなと思うわけですね。ぼくだって頑張って書いた文章でこの本を作ったわけで、貴重な2000円をつかってでも買ってくれたら単純に嬉しいですからね。

なんとなく、現代ではこんな雰囲気の消費が増えていて、これからもっと増えてくるような気がしています。ぼくも友だちが生配信していたら迷惑にならない程度に投げ銭したいと思っていますし、友だちがコミケで本を出したら可能な限り買いたいと思っています。そうすることで良い関係を築くことができますからね。もちろん、ナチュラルに応援したい気持ちもありますけど。

実利がないと書きましたが、これからの時代で豊かになっていくのはそういう人だろうと考えています。私生活とのバランスや、各人へのリソース振り分けは難しいだろうと思いますが、他の誰かにお金や時間を使いまくることはS&P500にお給料を突っ込むよりも有意義ではないかと思います。

結婚をした人は、配偶者が病気になってしまったらなんとか働いて家庭を守ります。どっちが病気になってもそれは同様で、事前に信頼関係が築かれているからこそ成り立つ関係です。

他の人にリソースを割きまくることで、これの軽いバージョンの関係性が得られて、より豊かになれるだろう、というのがぼくの考えです。例えば「会社をクビになったから働き口を紹介して」みたいなパターンで頼れる人が多ければ、食いっぱぐれ率が減っていきます。

この下手くそ文章で伝わってるか不安なので、もっと話をわかりやすくしておきます。仮にぼくが石油を掘り当てたとき、その資産でプレゼントを贈りたいと思うのは、ぼくの本を買ってくれていた人たちです。

……と、なんやかんや理由をつけて本を買わせようとしています笑
読まれるのはちょっと恥ずかしいんですけどね。複雑な気持ちです。

こんな感じで「我々はどう生きていくのがよいか」「この世界はどんなふうに見ることができるか」みたいなことをちょこちょこ書いている本なので、こういうのが好きな人は少しは楽しめるかなーと思います。気になる方はぜひ。

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