見出し画像

年末のお掃除をしてます

実家に帰省したので、自分の部屋にある荷物の片付けをしています。かつて自分の部屋だった場所は別の用途に使われるとのことで、わりと本格的な断捨離を行おうと袖をまくって頑張っているところです。

好きだったコンテンツのグッズ、何度も読みかえした本や漫画、そういうのがたくさん出てきます。よく聞く片付け術では「仮に手放してもお金を払って買い戻すかどうか」をひとつの基準として処分を決めます。自分もその方針で行こうと思いましたが、実家に置いてあるものたちは記憶を呼び起こすためのトリガーの役割しかないので、買い戻すことは100%ないように思います。やはり写真撮ってデータ化してポイが最良なのか…?少年時代に好きだったアイドルのブロマイドを見てあの頃を思い出すお父さんは、もうすぐいなくなるのかもしれないですね。

ある研究では、ひとは10年先の趣味嗜好を自分が思っているよりもずっと予測できないそう。10年後もあのアーティストが好きだろうと思っていても、実際はそうでもないことの方が多いみたいです。人の価値観は変わりますからね。ならば娯楽にお金を使わずに過ごした方が10年後の幸福につながるのではとも思えてきますが、じゃあ10年後になってから保持したお金を使うかと問われると、やはりそのまた10年後に使った方がいいじゃんって話になります。これを繰り返していくとお金を使わずに死ぬので、いまこの瞬間欲しいものに使うを繰り返すのがいい気がしますね。

昔つかっていた教科書もたくさん出てきます。チラ見してみると「問題の解き方はぜんぜん覚えてないけど、こんなの見たことある気がする」みたいなものばっかりです。学生のときはどうせそんなもんだろうと思って点数だけ取りに行ってましたが、本当にそうなりましたね。

使わないと忘れていくとすると、例えば会社で培ったスキルや知識も10年後には忘れてるっぽい、と想像できます。とすると、直近10年くらいの職歴がその人の仕事能力を保証するもので、同じ会社に40年勤めても、その時点の10年目社員とほぼほぼ変わらない生産力なのでは、と思えてきます。もちろん同じではないですけどね。「過去に何かをやった」みたいな話は、あんま意味なさそうです。

部屋にはぼくの20年そこそこが詰まってて、見返すとこんな人生だったなあと思えてきます。いま24なので、これをあと3回くらいやったら終わりなんですね。客観的にみて面白くはないけど、今のところはなかなか楽しい人生です。このままいければいいなあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?