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僕たちサラリーマンは

最近、会社での仕事が楽しい。趣味で始めたラズパイの話をしてたら、ラズパイを使った職場IoT化グループに入れてもらえることになった。会社で使ってる機械を自動で動くようにプログラムして、偉い人たちに発表した。とても優秀で楽しい同期と一緒に仕事ができて、成長してる感がある。やってる仕事が社会へどういう影響を与えるかがわかってきて、やりがいも感じてきた。


こんな感じで充実した社会人生活を送っていたはずなのに、まさかの辞令…
話を聞くと、どうやら「人手が足りない部署に応援として若手社員を寄越せ」ということらしい。来週からその準備に取りかかって、年始には新たな職場で働かなきゃいけないらしい。(準備期間5日やないかい)

変な話だ。その部署の仕事はバイトでもできるものだし、博士課程を終えた社員にやらせるものじゃない。若いけれど、会社に影響を与えるくらいの仕事は持っている。1人がいなくなるだけでだいぶ困る。異動するとなると、その分だけ引き継ぎもしなきゃいけない。近くで休んでる妖精よりは絶対に忙しいし責任もある。そのしわ寄せはお客さまに行くだろうし、ゆくゆくは会社に帰ってくる。

みたいなことを喚いても、サラリーマンである以上は上の命令に従わなきゃいけない。自分で会社を選んだんだから、全部まとめて自分の責任。嫌なら辞めればいいし、そうしていらない会社が潰れたり、過酷な仕事の賃金が上がった方が社会は良くなる。

だけど、そう簡単には辞められない。人は成長するにつれ荷物が増えていく。養わなきゃいけない家族とか、守らなきゃいけないメンツとか、そういうのに縛られて声が上げられなくなってしまう。「奴隷を従わせるコツは、快楽を与え、家族を持たせることだ」と何かで見たことがある。僕たちサラリーマンの多くは、会社勤めの便利さに甘えてしまったが為に、他の場所で生きる力を失いつつある。

近ごろは大企業でも危ないなどと言われているけれど、ここで「どうせ会社は潰れない」と思うようでは甘いんだろう。たとえ潰れなくても自由にはなれない。人事には逆らえないし、片道切符の出向なら、クビになったのと変わらない。
「ご飯を食べられるかどうか」とかいう時代はもう終わってて、いまは「どれだけ幸せになれるか」みたいな時代だと思う。安定した給与はご飯を食べるのには都合がいいけれど、いまはそこまで価値がない。会社に依存せずに、自由に生きていけるだけの力が必要だと思った。

辞令の正式な交付は来週になるらしい。詳しく内容をきいてみて、納得できないところがあればバトってみようと思います。応援よろしく。

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