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ドミニオンというゲームが現実っぽいという話

少し前にドミニオン(Dominion)というボードゲームにどハマりしていました。

簡単なルール説明
2〜4人の対戦型カードゲームで、全員が同じカードプールを使ってプレイする、ターン制のゲームです。あらかじめ配られたデッキにはお金カードが入っていて、そのお金を使って新たなカードを購入しながらゲームを進めていきます。ゲーム終了時に最終的な得点が多い人が勝ちです。

いちおうアナログゲームですが、オンラインでフリープレイができます。よければ遊んでみてください。


このゲームが現代社会に似ているなーと思いまして、その考え方が結構おもろかったので書いておきます。

このゲームは主に以下の3種類のカードで構成されています。
・お金カード(いろいろな価値の高さがある)
・得点カード
・アクションカード(いろいろな特殊効果がある)

勝つためのスタンダードなやり方は「最速でお金持ちになること」です。最初に配られるデッキには価値の低いお金カードと得点カードが少しずつ入っていて、その中のお金カードを使って、より価値の高いお金カードを購入するのが定石です。

その中で、お金カードを購入するよりも得点ゲットの効率が良さそうなアクションカードがあれば、そちらも購入していきます。

アクションカードの効果はこんな感じ。他にもたくさんあります。
・カードを引く
・価値の高いお金をゲットする
・デッキのカードを捨てる

プレイヤーは毎ターンにカードを5枚引くことができます。その中にあるお金の合計で、それに見合った価値のカードを購入してデッキに組み込むことができます。ターンが進むにつれ、全プレイヤーのデッキが強くなっていく感じですね。

カードを引いたり(お金の絶対量が増える)、価値の高いお金を持つことで、より強いカードを購入できるようになり、さらにデッキが強くなっていく…のループをつかって、他の誰よりも早く資産を築くことが勝利への鍵となります。

最終的にデッキの中に入っている得点カードの合計点が多い人が勝ちますが、得点カードはカード購入に使えないため手札を圧迫します。プレイ中は邪魔なカードなので、前述した「デッキのカードを捨てる」効果を使って、序盤は排除されがちです。



めっちゃ現代っぽくないですか。

お金の購入は現代の投資にあたる部分で、お金を使ってさらにお金をゲットしていきます。このスピードは加速度的に大きくなっていくので、ひとりが大勝ちすることがしばしばあります。勝者総取りというやつですね。

それでいうと、アクションカードはその名の通り各自の行動ですね。最速でお金を増やすために、自分が選んだ効果を駆使してプレイしていきます。

最終的には得点を集めねばならないので、その得点は家を買うための貯金とかにしましょうか。序盤のインフレ段階では不要ですが、最終的には持っていないといけないものです。

自分の持っているリソースを思いっきり使って、ほとんど全てを先行投資に回すゲームです。ぼくはこのゲームの廃人になってしまったので、現実でも貯金なしの給料全額投資 & 未来に向けた消費みたいになって、目の前にある欲しいものは全然買わなくなりました。人生ゲームよりも人生ゲームしてます。

こんな感じの考え方が体感として身に付くので、機会があればやってみてください。

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