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好きだけで生きる

引っ越しの度に
「どうしてこんなに荷物が多いのだ」と
自分に怒りを覚えます。

実家暮らしが長く、部屋は荒れ放題。
初めて一人暮らしを始めるタイミングで
一気に物を減らしました。
足の踏み場もないぐらいに物があって
収納には全て物が入っていました。

初めての一人暮らしは両手を広げたら
両手よりも細いぐらいのクローゼットだけの
全く収納の無いワンルームでした。
ベッドの下にぎっちり収納道具を用意して
服やらなんやらを詰め込んで。
そこに住んでいる時に一念発起して
整理収納アドバイザーの資格を取得しました。

取得しただけでは部屋は綺麗にはなりませんけど。

こつこつと断捨離を始めて
「こんな物も持ってたんだ」と
一人暮らしを始めて2年とかなのに
自分でも記憶にない物が出て来ちゃうのですよ。
たった2年で忘れてしまう物、
本当に自分に必要で、買うべき物だったのかなって。

契約更新のタイミングで引っ越しを決め、
自分的には荷物を減らしたつもりだったのに
全く荷物がまとまらず、
「物が多すぎる」と引っ越し当日になって実感。

次の物件は更に細いクローゼットでしたが、
もう物は少なくすると決意をして引っ越したので
収納は少なくても良かったんです。

頑張ってこつこつ物を減らしていた所で
事件です、彼が居候しに来たのです。
色々あって彼を半年程度済ませる事になり
2人用の部屋に引っ越すまでは
収納のほとんど無い部屋に2人。
これはもう事件でしかないです。

しかし、彼が持ち物の9割を処分して
本当に身一つで引っ越してきてくれたので
命拾いをしました。

身軽で引っ越してきてくれた彼に敬意を表し
私ももっと持ち物を減らそうと一つ一つの物と
真剣に向き合って処分を始めました。

元から使っていたメルカリでは綺麗で不要ではないが
同じ物を何個か持っていたので手放そう、と
推し活グッズを少しずつ出品していきました。
物を減らした事になって不要になった衣装ケースなどは
ジモティーを利用して無料でご近所さんにお譲りしました。
衣装ケースって送料も掛かるし、無料でのお譲りって
意外と喜ばれてすぐに決まります。

物が減って、今の住んでいる部屋へと引っ越し、
引っ越してからも更に物を減らす努力をしています。
今、私が急に死んだら、彼に荷物を管理してもらう事になる、
そう考えたら物は少ない方がいい。

死んだら物は持っていけない、ならば
生きている間に大切に出来るだけの量で
好きなものだけに囲まれて生きたいのです。

いたこ



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