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コロナ渦で気がついたガイドヘルプの重要性

僕が勤務をしている大阪では3度目の緊急事態宣言が解除され、まんえい防止に切り替わり、1ヶ月近く経ち、
切り替えのタイミングを持って段階的にであるけども中止していた、ガイドヘルプを再開しました。
ちょうどガイドヘルプも三週目が終わり、中止する前と再開した今の利用者の状況の変化がわかってきて、それによるガイドヘルプの重要性が再認識できたので記事にしようと思います。


①体重の管理
これに関しては、障がい者であっても健常者であっても多くの人が直面している問題になります。
特にガイドヘルプでは原則的に移動は公共交通機関を使います、そこまでの移動は徒歩が基本になります。たとえ駅までの短い距離であって歩く時間が減ることには変わりないため、体重が増加します。ましてや昨今の作業所の多くは送迎車での送迎付きが多くなっており、平日は特に運動量が落ちているところに、休日の運動量の低下はかなり影響が大きくなります。

②思考、判断、伝達能力の低下
特に、グループホームに入所している利用者さんに多くみられます。
ガイドヘルプで出かけるのには、自分で行き先や目的を考えて、ヘルパーに伝えなければ、始まりません。
当然、ガイドヘルプがなくなると、考えて伝えることがなくなります。さらにグループホームなど常に職員がいている環境で生活していると、指示や声かけがあるため自分で考えなくても生活ができてしまい、思考、判断、伝達する機会がなくなり、必然的に能力が低下します。

③ストレスの発散
もっとも重要な要素だと思います。
まぁ健常者も同じではありますがずっと家や職場といったきめたれたところにずっといているとどんなにいい関係性であってもストレスが溜まります。
そのため喧嘩などのトラブルが多発します。
実際、緊急事態宣言かで喧嘩をし怪我をした利用者や、精神的に不安定になり入院を余儀なくされた利用者も複数出ていました。
そのような事態にならなくても、自宅やグループホームなどを訪問したらなんとなくピリピリした雰囲気になっていたりしていました。


ざっくりとですが僕がこの緊急事態宣言下で感じたガイドヘルプの重要性を上げてみました。
正直①と③は現状車であっても同じことが起こるので検討はついていたのですが。②は全く予想外で、利用者によっては緊急事態宣言前よりの能力が落ちている利用者もいて職場内での対策などの話し合いが持たれるほどでした。

しかし、大阪でも新規感染者が増え、東京では再び緊急事態宣言が発令されてしまいました。
これからは、緊急事態宣言下でも少しでも何かできないかを考える必要が出てきた感じがします。
早くこの状況が終わってほしいものです。

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