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小さな村で暮らす愉しみの一つは、「センス・オブ・ワンダー」の感性がゆっくりとよみがえってくることにある。 「センス・オブ・ワンダー」とは自然の神秘さや不思議さに目を見はり驚嘆する感性を指す。こう定義したのは、自然保護運動のバイブルと呼ばれる『沈黙の春』の作者レイチェル・カーソンだった。子どもの頃はだれでもが等しくもっている感性だが、大人になるにしたがって次第に消えていってしまう。四方をコンクリートで囲まれた都会の生活では、周りに荒々しい自然が少ないため「驚嘆する感性」が芽