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▪️某月某日 森と湿原の地に住んでいる。表向きには私設図書館を運営していることになっているが、開館休業状態で日々司書として、来るあてのない客を待ちながら机に向かい取りとめもない妄想を膨らませている。つまり表向きは暇な私設図書館司書だが、裏でも同じ暇な司書なのである。 人口2500人の村でそもそも私設図書館の需要などほとんどないことは初めから薄々分かっていた。村の図書館ですらそれほど使われていないのに、わざわざどこの馬の骨が運営しているかわからない私設図書館に誰が足を運