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乃木坂46の楽曲を一日一曲語る。12日目『ハウス!』

_______【この記事の構成】_______
▼今日のこばなし

本題の伏線になる時とならない時がある雑談

▼『○○』の基本データ
作編曲、歌唱メンバー、MV等の情報

▼『○○』を語る
愛と飛躍に溢れた考察

▼おわりに
総括とキメ台詞



▼今日のこばなし

「近江に行けなかった皆様へ」

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高校で競技かるたに関わった人間として、このことはどうしても語らずにいられない。


「小倉百人一首競技かるた 全国高等学校選手権大会」(通称:近江)
は、高校生にとって最大の大会である。
特に団体戦の部は、各都道府県の予選を勝ち上がった高校同士が日本一を懸けてぶつかり合う。

筆者の通っていた高校も、常に近江を目標に据えて団体戦の練習をしていた。

それがなくなるというのは、非常にショックが大きい。

が、まずはこの決断をした各連盟の方々に敬意を表する。
競技かるたはその性質上、「3密」を避けて通れない。現状を鑑みれば、中止という判断は適切である。


一方で、近江を目指して日々鍛錬していた皆様へ。

筆者のようなどこの馬の骨ともわからん奴の言葉なんか、聞きたくないかもしれない。

それでも、これだけは言わせて欲しい。

現実は変えられない。しかし、我々には現実に対して「どう反応するか」を選択する権利がある。

そして何より、努力は決して無駄にならない。

ここまで本当にお疲れさまでした。皆様の未来が明るいことを祈っています。


▼『ハウス!』の基本データ

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▼収録 / 発売日
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2ndシングル『おいでシャンプー』通常盤 / 2012年5月2日

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▼作詞 / 作曲 / 編曲
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秋元康 / y@suo ohtani

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▼歌唱メンバー
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生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、井上小百合、岩瀬佑美子、衛藤美彩、川村真洋、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中田花奈、西野七瀬、能條愛未、橋本奈々未、畠中清羅、星野みなみ、松村沙友理、宮澤成良、若月佑美

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▼センター
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生駒里奈

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▼MV(ミュージックビデオ)
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この曲のMVは製作されていない。


▼『ハウス!』を語る

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・ライブの定番曲

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『ハウス!』はライブで盛り上がる曲である。
ライブでは、ヲタが(いい意味で)かなりキモいコールをするのが定番となっている。

【閲覧注意】

ライブに参戦した暁には、筆者も混ざりたいものだ。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損である。

・犬扱い

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『ハウス!』は女子の視点から歌詞が展開される。

自分より恋愛経験が浅いであろう男子に対して、可愛いなと思いつつ「もっとゆっくり進みましょ」とリードする歌である。

犬のしつけみたいに
ハウス!

- 出典:『ハウス!』/ 作詞:秋元康 作曲:y@suo ohtani

異性から「ハウス!」と言われたらどう思うのだろうか。 

人に対して「ハウス!」と言うのは、往々にしてその人のことを小バカにしている時である。
一方で、可愛いという感情は元々、自分より弱い(庇護の対象となる)存在に対しての愛おしさであった。

「ハウス!」は言われる相手によっては嬉しい、というのが結論である。


・乃木坂っぽくない歌詞

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『ハウス!』の歌詞は、乃木坂46のイメージと乖離しているように感じる。

この歌詞の主人公は恋愛をがっつり楽しんでいて、少しも悩んでいない。

もっと奥手で上手く生きられない主人公が乃木坂46っぽさだと思えてならない。

「この気持ちはなんだろう。もしかして、これが『好き』ってことなのかな」くらいの主人公が、悩み苦しみながら希望を見つけていく歌詞に共感して乃木坂46を好きになった人も多いのではなかろうか。


しかしながら、筆者はここで『ハウス!』を酷評したいのではない。
何が言いたいかと言えば、一部の人間が忌み嫌う秋元康の商法を賛美したいのだ。 

乃木坂46のイメージを固めるのが表題曲の役割だとすれば、
乃木坂46という物体を多面的にするのがカップリング曲の役割だと言える。

言い換えると、「カップリング曲で積極的に“はずし”にかかっている」ということだ。

一定の世界観を常に提示しつつ、新しい可能性にも挑戦できる、ついでにCDもいっぱい買ってもらえるすごいシステムを作った秋元康は天才だと思う。


▼おわりに

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歌詞の中に、男の子の寂しそうな目にキュンとした女の子がキスしてあげるシーンがある。
キスの直後、驚いた表情を浮かべる男の子に女の子は「この先はお預けね」と心のなかで言うのだ。

キスの先って、なんだ!?

では、また明日。 stay tuned!



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