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APL VIRTUOSO(バイノーラライザー)を使ってみた話

ご無沙汰です。
いたがきです。

表題の通り、AESで名前をよく見るえら〜い先生方や先輩が開発に携わっているバイノーラライザーVirtuosoを使ってみました(買いました)。
すんごく適当に文章を書いています。
乱文失礼します。

有料のバイノーラライザーって必要ですか?

お金を出せば良くなるとは限らないんですよね〜困ったことに。

そりゃもちろんお金を出せば色んなサービスがありますよ
Sonyの360のスタジオにヘッドホン持っていって8万円くらい払えば色んなプロファイルが取得できるらしいですし……Genelecはあの高い維持費さえなんとかなればね!


僕は貧乏学生の味方、SPARTA NFでたくさんプリセットを作りました。
SOFAファイルもどっかの大学から拝借したもの……
ありがとう学術機関……

じゃあなんでVIRTUOSO使ってみたの

・先輩が携わってるらしいと聞いたから
・教授が触れていた気がしたから
・有名な学校の有名な先生が開発に携わっていたから
・デモの音源が良かったから
・部屋の大きさを指定できるから

1~3個目は完全に「クチコミ」とか「権威」とかの胡散臭い話なので飛ばします。教授の同期が作ったプラグインで制作してたら、教授アツくね?
ありがとう学術機関……

4つ目のデモの音源が良いについて
デモってみんなに聞きやすいように作ってあるはずじゃないですか。
それが良かったんですよ。ここからもっと良くしていけるかも?!とか思うと楽しそうだったからです。

5つ目は最近ずっと考えていることの延長なんですが、人間が聞いているのって反射音ばっかりだよなぁということ。(エコーロケーションとか、ルームチューニングとかについて考えている)

考えるきっかけになったのは先輩の卒論と下の動画
(サイデラマスタリングさんは最近youtubeに力を入れていて最高!マッシュさんの動画5回ぐらい観ました。)

他にも有名エンジニアの方がトリノフ(スピーカー補正)を入れても毎回同じ音になる訳ではない〜みたいな内容を仰っており、考えることが多かったです。

個人的にバイノーラライザーやスピーカーシミュレーション系のプラグインには、「期待される音」みたいな概念がすごく大切だと思っています。音像の身体性というか。

スピーカーの大きさと、ドライバーの動き方、部屋の大きさ、スピーカーと自分/壁の距離、部屋の材質などから「こんな音が鳴るだろう」と予想して、そのギャップが少ないものが優れている、と感じます。

そのために、部屋の大きさから拡散率、スピーカーの特性を色々試せるVIRTUOSOは試行錯誤/答え合わせがしやすく、イメージしやすいと感じました。

あぁそうそう!こういう感じで鳴るよね!!!っていう。
大学のスタジオくらいしか使わない経験値の少ない僕でも分かるやつです。

そんなこんなで使ってみた感想

好きなところ

・リアスピーカー周辺の音色変化が少ない
・スピーカーを近づけた場合の音色も悪くない
・吸音/反射/減衰がそれぞれ設定できる
・部屋/ヘッドホン/スピーカーのシミュレーションがついてる
・対応フォーマット多い
・ilok認証

イマイチなところ

・再生中にスピーカーの距離を変えたら処理重くなるのかバグる
ハイトチャンネルの遠鳴り感はちょっと嘘かも、設定でなんとかなった!ハイト決められるよ!
・HRTF入れられない(今後アップデートするらしい)

とかかな。仕込みにはちょうどいい操作感。

まだまだ使い始めですが、すごく楽しいプラグインだと思います。
セールは2/14まで!(どこ時間なんでしょう、イギリスかな?!)
何が言いたかったかっていうと、おすすめだってこと!

おしまい。


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