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私をトリコにしたキューバの魅力トップ5とは?

いまは2020年7月。こう毎日天気が悪いと、一年前に滞在したキューバのことばかり思いだしてしまいます。キューバには7回(確か)、最後には10ケ月も居座ってしまった私にとってのキューバの魅力の5つを紹介。

1.街並み

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「キューバといえば?」「クラッシックカー!」と、答える人は相当数にのぼりますが、本当に50年代のアメ車が走っています。海に面したマレコン通りには、植民地にみられるカラフルな家や南国特有のヤシの木が並んでおり、そこを通るクラッシックカーを見るだけで、ノスタルジックな気分が最高潮に達します。ハバナビエハ(旧市街)に行けば、スペイン時代の荘厳な建築物や、港を守るための数々の要塞が。非日常の風景がそこかしこに広がっています。単にトロピカルな南の島というだけでなく、スペインやアメリカが残した遺産、カストロやチェ・ゲバラの足跡など、まさにサルサの語源である、色々なものを「ミックス」してできた街が今も残っているのです。そこにいるだけで、喜びも、懐かしさも、苦しみも、悲しみも、すべての気持ちが呼び起こさる。そんな気持ちになります。

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2. 音楽

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私がキューバに興味をもったのは実は作家の「アーネスト・ヘミングウェイ」でした。そして、初めてJALの直行便が就航するのを知って、初めて一人でツアーに参加。そこで、サルサを音楽を聴き、楽しそうに踊る人たちを見て、帰国後、レッスンに通うように。後から知ったのは、キューバの音楽はサルサだけではなく、実に深いということ。サルサはもちろんのこと、その原型である「ソン」や、アフリカのリズムが協調される「ルンバ」(社交ダンスのルンバとはちがいます)、神様ごとに異なる音楽&踊りである「アフロクバノ」(「サンテテリア」「ヨルバ」など)などなど。知れば知るほど、知りたくなります。
そして、それらのライブが安い!キューバのトップアーティストはオリジナルなので、日本に来日すると、7,000円~8.000円が相場。それを目の前で1000円前後で聴けてしまうのです。(居住者証明書をもっていた私はなんと120円以下の場合も笑)

3.キューバ人

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最初にハバナに旅行した頃は、とにかく声をかけられました。うろうろ、びくびくしている日本人は恰好のエサ。当時は「サムライ」「トモダチ、オオサカ、トウキョウ」などの声をかけられ、食事ができるレストランに連れていかれ、葉巻を紹介してくれたり。何度か行くうちにハエのようにたかってくる彼らがうっとうしく思えてきたこともありました。が、それは彼らの国民性だということに気づきました。

子供がバスで立っていると知らない人が自分の膝に座らせます。女性が立っていると必ず席をかわってくれます。12歳くらいの男の子が代わってくれたこともありました。トイレに紙のない家は多いのですが、タンスにしまっていた貴重なトイレットペーパーを私に分けてくれた人もいました。困った時はみんなで知恵を出して、親身になって助けてくれます。「まいったなー」と思うことも多々ありましたが、底抜けに明るくて、人に優しいキューバ人は古きよき日本を思い出させてくれます。

4.フルーツ

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実はわたし、もともとフルーツはあまり得意ではありませんでした。糖分が多い、酸味が苦手、主食でもないのに皮をむいたり、種をとったりと面倒だから、などの理由です。ところが、キューバに来てからガラリと変わりました。
キューバで出回っているフルーツは南国のフルーツなので、日本のものと大きく異なります。バナナ、パイナップル、オレンジ、スイカはもちろんのこと、マンゴー、グアバ、パパイヤ(キューバではフルータボンバ)。さらにはいままで見たことも聞いたこともない、マメイ、グアナバナ、タマリンドまで。そして、値段が安い!日本で買えば600円~2000円くらいする立派なマンゴーが10CUP(2円くらい)が買えてしまうのです。グアバは品質の良いもので4CUP、痛みかけていたり、小さいものなら3CUP。というわけで、朝食は毎朝、おなかいっぱいのフルーツを食べるようになりました。街ではフルーツの屋台がたくさんあるので、チャンスがあれば、ぜひ、食べて欲しいです。

5.天気

天気の良さはいうまでもありません。私は夏が好きなので、キューバの気候は最高です。12月~2月に長袖が必要な日が数日あります。ものすごい雨の日もあります。が、それをのぞけば毎日が夏。やはり天気は人の心を大きく左右して、性格形成にまで影響をおよぼすような気がします。

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