キューバのトイレだけは勘弁😂

一週間程度のハバナステイの旅であれば、あまり不自由は感じないはずです。私も過去に5回ほど旅行で行っていますが、ホテルに宿泊している分には特に問題にはなりません。が、10ケ月生活してみると話は別。大好きなキューバもこれにはまいりました。

1.トイレがない!

街を歩いていて、突然トイレに行きたくなることはありますよね?日本にいれば、公衆トイレ、コンビニ、あるいはファストフードの店に入る……という選択肢がありますが、キューバにはコンビニもファストフードもありません。公衆トイレもほぼありません。そのため、30分くらいかけて、家まで急いで帰ったことも何度かありました。

ハバナビエハやベダードの観光客用のレストランやカフェにはもちろんトイレはありますが、何も食べずに借りる訳にはいかないので、カフェに入って、注文をして、「いざ、トイレ!」と駆け込んだら、トイレが壊れていて使えない!!!と、いうことも。

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これはサンティアゴ・デ・クーバに行った時に、通りに突然現れたトイレ!!

2.トイレットペーパーがない!

トイレに紙が備わっているのはホテル、一部のレストランと最近できたオシャレカフェくらい。気の利いた飲食施設では、トイレの前におばさんが座っていて、チップを要求されます。テーブルの上のお皿に見せしめ紙幣が乗っています。いくらか聞くと、大きな額を言われるので、しらんぷりして、コインをサラッと置くだけで大丈夫です。ティップと引き換えに紙をくれます。が、ティップだけ要求されて、紙を用意していない場合も。

これは個人宅も同様。以前おじゃましたおうちでは、お母さんがクローゼットの中からワンロールのトイレットペーパーを大事そうに出して、渡してくれました。そんな姿をみたら、本当に申し訳なくなります。

というわけで、出かける時はティッシュペーパーは必需品です。お金はもっていなくてもティッシュペーパーだけは、肌身離さずもっていました。

トイレットペーパーについて日本にいるキューバ人に「キューバ人はどうしてるの?」と聞いたことがあるのですが、「聞かないで」と言われてしまいました。

3.トイレの水がでない!
水がでないのもザラです。お察しの通り、汚いのも言うまでもありません。トイレの水が出ないのですから、洗面所ももちろん水はでないので、出かける時には除菌ペーパーも必須です。

個人宅では大きなタンクに貯めた水から、バケツや大きなコップのようなものですくって、渡してくれるので、その水を流します。

ちなみにシャワーの水も出ない家がほとんどなので、シャワーもバケツの水を浴びることになります。水を自分で流しながら身体を洗うのは、かなり難易度の高い、アクロバットのような感じでした。

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これは私が最初に一か月ステイしたカサ(家)のトイレ。その時はこれが当たり前だと思っていたので、その後の大変さは想像もすらしていませんでした。結局、10ケ月間の中で、ここが、キューバで一番といっていいほど、美しくて、快適なトイレだったということを最後の最後にきづきました。


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