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ヤギとマインドフルネス

マインドフルネスという言葉を知って随分経つ。

なんかイイらしいと聞いては、
その度に調べてみるなどするけれども
イマイチ、やり方や効果が良くわからず、悶々としてきた。

マインドフルネスは冥想と同時に語られることが多いが
冥想もまた、良くわからない。
実際に冥想をやっているという人に運よく出会えたことがあり
やり方などを尋ねたところ
気の流れを~・・
との説明で、そもそも「気」が分からない私には
ハードルが高すぎる、と断念した。

そんなある日、「感情階層説」という言葉に出会う。
感情階層説は、感情が進化的に階層構造をしているという仮説で、
人間の感情は進化の過程で4つのレベルに分類される、というもの。
最も原始的なレベルは、快・不快の情動で、
次に、生存に関わる基本的な感情である喜び、怒り、恐れ、嫌悪、受容または愛がある。
そして、社会的感情、知的感情へと続く。
最後のレベルである知的感情は、ヒト特有のもので
未来に対する不安や恐怖、過去に対する後悔や悲しみをもたらす。

生物の中でヒトのみが、未来を想像し、過去を振り返る、と聞いて
マインドフルネスを思い出した。

「今に集中して、感情を手放す」
ということの意味が、なんとなく、わかった気がした。

さて。
ここでようやく、ヤギの出番である。

我が家のヤギが
草を食み、メェと鳴き、時折排泄している様子を
草を食べているねぇ、メェと鳴いたねぇ、などとぼんやり眺めていると
あっという間に時間が過ぎていて
ヤギは時間も食べてしまうねぇ、なんて思ったりもするわけですが。

これって、もしかして、
「今に集中して、感情を手放し」ている状態では・・?

そういえば、ヤギとの時間のあとは、頭やら気持ちやらが軽いような・・?

冥想は良くわからないけれど、
どうやら、ヤギと過ごす時間は、想像していた以上に良い時間となりそうである。

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