DSBにチャレンジ1 TableauPublic101を試してみた
ただいま、理由あってDATA SABERにチャレンジ中です。で、DATA SABERに認定されるためには、以下のような厳しい試練が課せられている。
で、このⅡの導く力の証であるコミュニティ活動の一環として、Tableau関連のブログ記事の投稿が求められており、こうして書いている次第です。
で、ネタなのですが、そもそもDATA SABERのミッションは以下の通りで、
私なりの理解では、DATA SABERの役割は「ざっくりいうと、Tableauを通して、組織にデータドリブンな文化を根付かせる」ことであり、そのためには、データを正しく理解して、それをストーリーとして相手に伝えることができるようにならなければいけない。もちろんTableauもウィザード級の腕前にならないといけない(汗)
ということで、DATA SABERになった暁には、社内でTableauを見たことも触ったこともない人に、Tableauの正しい使い方を教えることがミッションのひとつとなります。
その際、まったくの初心者が独学で何らかのスキルを身に着けようとするときに利用するUdemy等のEラーニングのTableau関連の講座はどのようものなのだろうか。まずは実体験してみてその良し悪しを知っておく必要があるだろう。
ということで、Udemyの「Tableau Public 101 ―とにかく タブロー / Tableau を使ってみたいと思ったらみるコース―」を試してみたので以下レビューします。
まず、このレクチャーを通して、作成したVIZは以下の二つでした。
で、全くの初心者目線でこのレクチャーを受けてみた感想としては、
・作成するVIZは2つ。日本の都道府県別人口をマップで表現したものと、北米、欧州、オセアニアの各国での商品カテゴリ、商品名別の売上を棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、散布図を使って可視化する。
・いずれも単純なVIZであるが、短時間でとりあえずTableauで何ができるのかを体感するのには良い講座と思えた。
なのですが、DATA SABERで課せられている技術的な課題を学習している目線でみると、このレクチャーの改善点がいろいろと目についてしまします。
例えば、レクチャ中では、メジャーとディメンションについて、わからなくてもデータの可視化は簡単にできますと説明しています。確かに、メジャーの意味もディメンションが何をさしているのかがわからなくてもTableauは優しいので、見栄えのよいビジュアルを提供してくれます。
しかしながら、データ分析を行う上では、まず初めにそのデータセットが、量的データ(メジャー)なのか質的データ(ディメンション)なのかの振り分けるところから始まります。
で、ここがわからないままデータ分析を進めても、分析の軸も定まらないし、そこからスライスしたり、ドリルダウンやドリルアップする道筋も見えてきません。そうなると、データストーリーテリングなどできないままで、 データ分析をしているつもりが、データで遊んでいるだけで終わってしまうのです。
BIツールの最も強力な機能はいわゆるOLAP分析機能です。ここの操作性の良しあしがそのBIツールの評価に直結していると思います。TableauのOLAP分析機能は直感的に使えてそこを意識しなくてもなんとなく出来てしまうのですが、それではデータ分析に早晩行き詰まると思います。
なので、最初は面倒だとおもわれるかもしれませんが、メジャーとディメンションの話は端折らずにしっかり説明してほしかったなとおもいました。
そのほかいろいろ気になる点は多々あるのですが、全くの初心者に最初から難しい話をするのか、それともとにかく触れてもらって、面白いと思ってもらい、そのあとフォローしていくのがよいのか、考えさせられました。
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