プログラミングスクールを卒業したらITエンジニアに転職できる?
IT業界の歩き方を運営しているアキです。
筆者の経歴は
・未経験からプログラミングを覚え、大手SIerに新卒入社し7年勤務
・メガベンチャーにWebエンジニアとして転職し7年在籍
・フリーランスを経て現在は地方で小さな企業を経営
です。
SIerもWeb系もそれぞれ7年経験してきた立場の視点となります。
ちなみにSIerとWeb系の比較については「SIerからWEB系に転職して5年経ったので比較してみた」をご覧ください。非常に人気の記事です。
プログラミングスクールを卒業したらITエンジニアとして転職できる?
筆者としては「プログラマーになりたい」と考えた人がプログラミングスクールに通うのは大賛成です。
中途半端な独学で挫折するのはもったいないからです。やりきれる環境でしっかりと身につける方が幸せになれる人が多いと感じています。
筆者は独学でプログラミングを覚えましたが、新卒研修でプログラミングを講師から教えてもらって覚えていく同期を見て「自分の苦労は何だったんだろう」と思ったことを覚えています。
問題はプログラミングを覚えたあとの転職活動です。
筆者がITエンジニアの採用を始めたときに
「業務未経験ですが◯◯スクールを卒業しました。ポートフォリオを送りますから見てください」といった内容をもらい、試しに確認したところ絶句しました。
ポートフォリオとして送られてきたのはテンプレートの文字を打ち替えただけのWebサイトだったからです。
正直、ポートフォリオを提出しないほうが内定率が高まる事案です。
(どのプログラミングスクールであったかは言及しませんが気になる人は個別にご連絡ください。)
少なくとも一部のプログラミングスクールでは転職サポートが行き届いておらず苦労している卒業生がいるようです。
では逆にどんな状態であれば採用されるのでしょうか?
採用の可否は実力はもちろん、応募企業で大きく変わる
筆者は大手SIer、メガベンチャー、フリーランス、企業経営を通してITエンジニアの採用に関わってきました。
プログラミングスクールを卒業した後で、どのような状態になれば採用されやすいのか整理していきましょう。
Web系で採用されやすい人
業務外でもIT技術に興味があり自己学習が続けられる人。バックエンドからフロントエンドの一連の知識を持ち主体的に進められる人。
SIerで採用されやすい人
設計書どおりバックエンドのコーディングができる人。報連相などの一般的なビジネススタンスがあり、客先でもコミュニケーションが円滑に取れる人。
IT派遣・SESで採用されやすい人(SI系)
設計書どおりバックエンドのコーディングができる人。コツコツ作業しおとなしくまじめな方。
お気づきのとおりWeb系への転職は非常に難関です。プログラミング以外の人間性の部分においても難易度の高い振る舞いを求められます。
さらにWeb系はアジャイルを基本としているため比較的、一人前のエンジニアが属人的に開発する開発手法となります。未経験者がチームに入って活躍するには厳しい環境です。
一方でSIerやIT派遣・SESへの転職も「設計書どおりのコーディング」とスキル的な要件は下がります。
開発手法はウォーターフォールが採用され、任される仕事の範囲が明確で初心者でも仕事がしやすい流れとなっています。
このようなことから未経験者がITエンジニアとしてキャリアを歩みやすいのはSIerの業界であると言えるでしょう。
ですが、同じSIerでも企業によっては未経験者を手厚くフォローしない企業もあります。
「手間暇かけて教えてあげるから来てほしい」と考えているSIerに応募しなければ採用は厳しいでしょう。
そうなると次のようなことが気になるのではないでしょうか?
未経験者にやさしいSIerはどうやって探すの?
ITエンジニアの仕事内容もあまり分からない方が「未経験者にやさしいSIerを探す」のは正直無理ゲーでしょう。
そのためプログラミングを覚えて卒業してもその後の転職活動にみなさんつまづくことになります。
少なくとも私は数人見ています。
ではどうすれば良いかというと・・・転職保障就きのプログラミングスクールを利用することが確実な道なのかなぁっと言うのが筆者の考えです。
就職支援・転職支援が手厚いプログラミングスクールは「転職に強いおすすめのプログラミングスクール」でまとめていますのでITエンジニアとして転職することが目的の方はぜひ参考にしてみてください。
https://www.it-career-navi.com/entry/programing-school-hikaku2
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