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YOUは何を求めて企業内診断士に?

中小企業診断士の森 大輔といいます。
8月中旬より始まりました『企業内診断士の輪を広げる「楽しい」ブログ』ですが、5番手という何ともいいリズムになってきたところで回ってきました。

初回ということで、自己紹介も交えながら、「何者?」「なんで中小企業診断士(以下、診断士)の資格取ったの?」「本業しながら診断士の活動・仕事って結構キツくない?」ということを徒然なるままに書いていきたいと思います。

|目次|
● 本業、何しているの?
● なぜ、診断士の資格を取ったの?
● 企業内診断士として、何やっているの?
● 二足のわらじって、キツくないの?

● 本業、何しているの?

企業内診断士というくらいですから、当たり前ですが会社員です(笑)


新卒で入った会社が水にあったのか、幸運なことに今まで転職活動もすることもなく10年強、同じところで働き続けられております(今の時代、もしかしたら転職していないのは決して幸運ではないのかもしれませんが…)。


ただし中の仕事内容は結構変わることが多くて、元々営業部門で入ったはずなのですが、今は会計部門、しかも元々社内にあったいくつかの部門を子会社にスピンアウトさせて、今はそっちのマネジメントをしております。その間にも、渉外業務や事業企画業務をやったりと、今思うと何の専門性もつかないような感じで色々やっておりました…。


しかしながら今の立場(子会社のマネジメント)なこと、実はここにいることが、診断士を取った結果としてあるものではないかと思っております。

● なぜ、診断士の資格を取ったの?

診断士を取って、もう早4年目に入りました。

取得してから、企業内診断士の可能性を求めて様々な同業者(企業内診断士のみならず独立したプロの経営コンサルタントの人も)にお会いする機会がありましたが、ここのブログメンバーもそうですが、皆さん「中小企業の発展のために色々支援をしたくて…」といった見習わなければいけない動機をお持ちだったのを覚えています。

一方私はといいますと、単に「ビジネスのこと何にも知らない、会計とか財務も全然わからない、このままじゃ将来ヤバくね?」みたい、企業人としてきちんとやっていくための頭の整理目的といったスタートだったような気がします。

そんなことですから、少々時間はかかりましたが、その後なんとか取得にたどり着き、取ってみて改めて気づいたのが、

「今まで全く、物事を体系づけて考えていなかった!やる前と後だと見える世界が違って見える!」

ということです。どういうことかというと、

現状分析

あるべき目標設定

ギャップの認識

それを埋めるための多面的な切り口での問題解決方法の検討

うまくいかなければ繰り返し(PDCA)

今思うと当たり前のこのスパイラルを意識してできるように(なって)きたことかと思います。
ここでやっていた財務会計の知識習得が後の私のキャリアを決定づけることになるのですが(笑)、一番の収穫はこれかもしれません。


● 企業内診断士として、何やってるの?

よく「企業内診断士って副業できるの?」という話を聞きますが、今いる企業については副業については特に何も制約はありません(競業可避的なものはありますが、まず引っかかりません)。

そんな安心感もあってか、本や専門雑誌の執筆に始まり、中小企業様の補助金の支援をやったり、他にもここでは書けませんが(汗)診断士でないとできない仕事とかも縁にも恵まれ色々やらせていただいております。

診断士業界の強みはよく「資格取得者のモチベーションが非常に高く、良質なコミュニティが多くあること」と言われていることを信じ、このブログチームの基となっている研究会を始めとして、企業内診断士ならではのものだけでなく、王道の中小企業支援関連に関するものや、プレゼンスキルや会計スキルといったポータブルスキルの向上を狙ったものとかにもよく参加しています。そんなこともあってか、会社の名刺よりも企業内診断士としての名刺がよく品切れになったりもします…。

● 二足のわらじって、キツくないの?

他の企業内診断士にはあまり言われませんが(皆さんホント体力が異常!)、会社でよく言われるのがこのセリフです(注:診断士の資格を持っていること、活動していることやたまに副業していることはカミングアウトしてます)。

確かに、本業の繁忙と診断士としての仕事の負荷が高いものがバッティングしたりすると結構泣けてくる時もありますが、さすがに何年も経つと慣れてきます(笑)。本業は全く接点のない仕事なものですから、最初はとにかくわからないことだらけで時間もかかりまくりでしたが、段々とコツはつかめてくるものです。

当たり前ですが、診断士試験で習得する知識スキルって、いざこういう活動や仕事を始めてみると、ホント氷山の一角レベルでしかないんです。

実際にやってみると、実に奥が深い。次から次へと新しいスキルや知識が必要となる。

それに加えて要領が悪いものですから、なかなかスピーディーにできないんですが、続けていくと段々「あれ?これって前やったあの経験が使えるんじゃないか?」みたいなことが出てくる訳です。

こうなってくると、少しつづですが仕事の速度は早まってきます。といってもまだまだですが…。

あと、企業内診断士にありがちなのが「更新のための実務ポイントを一定数集めるのに一苦労」なのですが、これは一年半で取得完了しました。これには理由があって、「一日も早く義務的なものは終わらせて、好きな活動や仕事がしたい」というものがありました。もちろん自分のスキルを上げるために本気で携わりましたが、はじめの時期にこれらを集中的にやっていたから、今の「そこまでキツくない状態」があるのではないかなと思っています。

★★★

こんな感じで、他の診断士の皆さんのレベルとは程遠い私ですが、このブログを通じ、診断士としてやっていること/考えていること/会社でこの資格を持っていて役に立ったことなどを今後も徒然なるままに書いていくつもりです。


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