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【書評】決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月

こんにちは、アイスタイルの近藤です。

久しぶりに本を読む時間も取れて、いろいろと読み漁ってました。書店で面白そうなタイトルの本を見つけたので手に取って、面白かった一冊をご紹介!

コーポレートガバナンスについて考えてみる

最近、良く耳にするようになったキーワードですね。
本著でも、語られるメインテーマですが、日本で「コーポレートガバナンス」に本質的に取り組めている企業は少ないと言われています。

コーポレートガバナンスの代表的な取り組みは「社外取締役」の強化です。でも、日本では「お友達社外取締役」と揶揄されるように社内取締役を本気で監査できる体制にはなっていない「なんちゃって社外取締役制度」と言われています。

LIXILでの騒動も、元はと言えば「お友達社外取締役」が発端となって起きたある種のお家騒動です。(マーケットからはLIXIL=コーポレートガバナンスがしっかりとなされている代表的な日本企業と見られていました。やはり、外見と中身は違うということなんでしょうね。。。)

ドキュメンタリーというより、ケーススタディー!

建付けとしては経済小説仕立てのドキュメンタリーということが売りですが、個人的にはかなりリアリティーのある「ケーススタディー」ですね。

日経新聞の記者が、相当な取材力を駆使しして書いていると思うので、信ぴょう性の高い情報を元に構成されているはずです。

多少の脚色があるにせよ、コーポレートガバナンスの功罪について知るケーススタディーとしては相当秀逸だと思います。

読み終わった後に、今回の主人公である「LIXIX 取締役 代表執行役社長 兼
CEO 瀬戸 欣哉さん」が作った中期経営計画を読んでみると、さらに深い考察を得ることができるはずです。

【参考資料】LIXIL 中期経営計画(PDF形式)

一緒に読むとオススメの一冊

元日立社長の中西さんに経営共創基盤の冨山さんが「社長とは?」というテーマでインタビューした内容。さらに、指名報酬員会などコーポレートガバナンスに長けていると言われる日本企業の取り組みが具体的に初回されています。

ということ、今回は「経営本」のご紹介でした。
たまにはこういう本もしっかりと読まないとですね。

積読だったこの本もようやく読めました。
どこかの機会で書評します!

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