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猫神様信仰

世の中にはいろんな動物好きがいる。僕はというと無類の爬虫類好きで、小学生の頃はイグアナを飼ってたり近所の川で捕まえた

へび(シマヘビとヤマカガシ)を飼ったりしていた。

僕の周りには同じ爬虫類好きや、犬好き、色々いるが中でも猫好きな人は猫を神格化したようなくらい猫に対して熱狂的であるような気がする。

猫カフェは多く存在するのに、犬カフェなるものは聞いたことがない。

あるサイトでの検証によるとサイトのトップ画像を猫の画像にした場合と女性の顔にした場合とではそのサイトにくるバッド評価が

猫の画像にした場合の方が少なかったという。

ここで歴史上の猫の神格化についていうと古代エジプト人は猫を神聖なものとして扱ってきたという。

猫の目の上のライン(上瞼)のことをクレオパトララインというらしいがこれはかつてのエジプト女王クレオパトラが化粧をする際に

このラインを引いたことに由来するらしい。ちなみに余談だがアイシャドーの文化もエジプトで生まれているが、これはエジプトが砂漠地帯であり

ハエが卵を産み付ける数少ない水分のある場所というのが人間の目の中などであったので卵を産み付けられないように孔雀石をすりつぶした青色の

粉状のものをまぶたに塗っていたことからきている。

もう一つ、紀元前525年、ペルシアの王カンビュセス二世がエジプトを攻撃したときのこと。王はエジプト人の猫崇拝に目をつけ、猫をたくさん集めて

エジプト軍のこもる城に向かって投げ込んだ。すると、畏れ多い猫様を傷つけることを恐れたエジプト兵たちは、たちまち戦意喪失して城を捨てて

逃げてしまったという話もある。

他の動物で神格化されたものはというと僕の好きな蛇は古事記にも登場するヤマタノオロチ、犬の神は憑き物として扱われる。

こう考えると神格化、特に守り神など、人間に良い影響を与えられるとされる神として扱われる猫は一般大衆にうけがよく熱狂的な愛好家が多く存在するのではと思われる。

また、街中に今でも野良猫がいたりすることで人間にかなり馴染み深いということも親近感をうみ日本人の八百万の神の信仰に近い感覚が生まれるのではとも考えられる。

そしてジブリ映画の猫の恩返しに出てくるバロンのように英雄として描かれたり、ムタさんのように人間と猫の世界をつなぐやるわりとして描かれたりと映画やドラマのイメージづけも

猫人気を後押ししている。

様々な理由が考えられるがやはり猫は不思議な生き物だなと思う。

ただ蛇好きな僕としてはもっと蛇の魅力をわかってくれる人が増えてくれたらなと思ったり。

蛇の宗教でも作ろうかな?

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