マガジンのカバー画像

フリーヴァイオリニストの脳内

フリーの楽器弾きの生態や、それを知ってみたい人には有用な内容。基本的には読まれたくない部分を有料にしています。プロのヴァイオリン奏者の1人が日頃考えていること、成功談や失敗談、普…
このマガジンを購入しますと、ヴァイオリン奏者のあまり読まれたくない部分を垣間見る事ができます。それ…
¥200 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2024年7月の記事一覧

僕のサボり方 〜②ソロ演奏編〜

タイトルに惹かれてクリックしてしまった方、こんにちは。 バイオリン奏者の松本一策です。 サボり、とは何らかの結果を得るために試行錯誤する方法であることは、聡明な読者であれば分かると思います。洗濯機しかり、PCのショートカットキーしかり、それはバイオリンの演奏のような、極めて特殊な業態であっても同じ事です。 さて、「ソロの演奏」と言っても様々です。 情熱大陸のようなプロなら誰でも弾く機会に恵まれる簡単な曲から、パガニーニのカプリースのような1ヶ月練習してもまともに弾けないよ

¥500

僕のサボり方 〜①オーケストラ編〜

世間では会社に入ったら後は勉強もせず給料貰って適当に仕事してたらいいのよ、なんて話をよく見ますが、クラシックの演奏家ってほんと真面目な人って多いんです。 プロオーケストラに入っても、なかなか手を抜く事なんか出来ません。 簡単な楽譜でもアンサンブルを要求されると気が抜けませんし、中には1日や2日引き篭もって自宅練習しても間に合わないような難しい曲も普通にプログラムに入ってきます。 そう。 プロオケは給料が安いことで有名ですが、その労働内容はかなりの部分が気を抜けない技術職

¥400

バイオリン奏者が楽器の値段を言いたくない理由

「そのくらい察しなさい」 と言いたいところですが、まあとりあえず書いていきます。 おもに3点①防犯の意味 これは理解できますよね。 日々、メディアで名器ストラディヴァリウスがうん億円という報道をされ、僕たちは行く先々でその名前を出され、「そんな高いわけないじゃない」「そんな世界で何十本しかない楽器をどうして私が持ってると思うの」とか言うのはもはや恒例行事、社交辞令。 そうでなくともクラシック系のプロ奏者ともなると皆さん数百万円、中には1000万円単位の楽器を持っている

¥400

「作曲で飯を食う」類の記事のタイトルを見て思うこと

その道で食べてる方の記事をSNSでしょっちゅう見るのですが、私もどケチな性分でそこにお金をかけてまで読んでいないのが現状です。せめて自分の記事が売れたら、そのお金を使って購入して読めれば家族にも言い分が通るかなって思っているのですが、なかなかその域には至らず・・・ そもそも僕自身が買う価値があるのかどうかもわからない投稿ばかり続けているので、ただただ自分のセルフマネージメントが下手なだけなので、このままズルズル行っちゃうと、もう取り返しがつかないかもしれません・・・ さて

¥200

「〇〇代からはこうすると成功する」って意識高い系のアレコレ

20代はこうするといい 30代はこうするといい 40代はたのしいぞ なんて、年上の人たちが分かったようにエラソーに言ってる動画や文章をとにかくよく見るんです。 そう言いながらもいつも人生に不安な僕はそれを見て「あー、僕のやってきたことは間違ってなかったんだなー」とか思ったりて胸をなでおろしている1人です。 要は占いと同じで、自分の人生を肯定してほしいけど、そういう人が周りにいないから動画や記事に慰めてもらいたいだけなのかもなーっておもったり。 それは僕自身が脱サラして

¥200

「仕事紹介してくれ」って言う人へ

「一策さんはたくさん仕事を持っている」 「私にも仕事紹介してくれ」 っていう人へ。 ナニをもって僕をそんな売れっ子にするのかしらないけれど、 現実をしっかり教えてやろう。 (大体の年収も分かっちゃいますね・・・)

¥300

ヴァイオリン奏者も筋肉・筋肉・筋肉

昨日はトリプルヘッダー(3本の仕事)があったのですが、まったく倒れずにこなせたことに少し驚いています。 やりきった!! さて、話は遡ります。 私も演奏家として20代、30代と駆け回って仕事をしてまいりましたが、30代の後半から疲れやすくなり、40代になってついにダブルヘッダー(1日に2本の演奏仕事)が辛くなってきました。 40代のガタ落ち

¥200

三日坊主について

大抵の人は3日坊主になるって言いますけど、自己評価として3日坊主になることって少ないんですよ。人間関係を除いて・・・ ラジオ体操にしても筋トレにしても動画編集にしてもストック制作にしてnote執筆にしてもDIYにしてもガーデニングにしても・・・ お金が入る、入らないは置いておいて、ある程度続くんです。 もちろん続けるための工夫は怠りません。 というか「それ」がライフワークにもなってます。 どうやったら5分でも練習時間を作れるだろう。 どうやったら筋トレできるだろう。

¥100

飲み会へ行ったほうが稼げる?

ヴァイオリン奏者は技術第1だろ? いやいやいや、確かにスキルは必要ですが、殆どの仕事に高度なスキルは必要ないです。それよりは飲み会で相手と仲良く慣れるようなスキルのほうがよほど大事です。 演奏家ではこれデキる人がちらほらいますが、 私は10年間全然できなかったので家でシコシコに全振りしてます。 企業の役員の方々などとが今でもラウンジ演奏の仕事で一緒に飲みますが、なんにも繋がりません。あえてつながるといえば、来店のたびに「いい演奏だね」って言ってくれる社交辞令(スマイル)

¥200