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ロボッツ振り返り解説第25節 vs新潟

こんにちは、一色翔太です


それでは🤖🤖連勝で迎えたホーム新潟戦を振り返っていきます


・試合の振り返り

Game1 茨城74−54新潟

1Q〜3Qまでおもーい試合展開。なかなか連続得点に繋がらない。チャンスかと思えばターンオーバー。シュートはお互い成功率が低い。大きな波はなく、小さな波も来ない、点差も離れない我慢比べの試合展開。
1Q 10−11
2Q 19−15
3Q 14−17
3Q終わりで43−43の同点ここまでのロースコアは今シーズン初めてなんじゃないかな。新潟はインサイドの1on1のディフェンスが固くゴール下まで侵入させない。特にタプスコットvsロスコアレンのマッチアップではタプスコットをシャットアウトしてロスコアレンに軍配。ロボッツは外国籍にターゲットを絞ってチームディフェンスでインサイドを守ってエアーズ、ネパウェに仕事をさせなかった。この日が復帰戦のトラソリーニが3ポイント絶好調。👇1本目は多分バックボード狙ったんじゃなくて力入ってバスンと決まったと思う。本人も決めた後苦笑いだし、だけど復帰戦にどんな形であれ1本決めれたことがホッとさせただろうしこの後力まずプレーできたんじゃないかな。その後の3本はしっかり決めた3ポイントだった。お帰りトラソリーニ。

試合が大きく動いたのが4Q。同点からだしここから試合が始まったようなもの。10分1本勝負。3x3か。先に4Qだけのスタッツを見ておくと
茨城31−11新潟
茨城 FG50% TO1 ST4
新潟 FG27.3% TO9
流れが大きく動いたのがトラソリーニのこの日4本目の3ポイントとその後連続で来た👇福澤の3ポイントエンド1。放送席もこの日一番の盛り上がりだった。体のバランスが崩れても腕はブレない。流石です。

残り4:49、一気に58−49でこの日最大の点差に。オフィシャルタイムアウトに入り新潟は立て直しを図りたいところ。福澤がタイムアウト明けのボーナススローもきっちり決めて10点差に。新潟はこの後ネパウェ、エアーズ、岡本の3連続ターンオーバー。これが決定打となり63−49で勝負あり。新潟はこの後もずるずる引きずり集中の糸がプチンと切れたような内容。ちぐはぐ、歯車が噛み合わない。特にガード陣とインサイド陣の連携が悪くそれぞれ孤立したオフェンスになりお互いを邪魔するようなそんなフロアバランスだった。この試合唯一来た大波をロボッツが掴み、最後まで離さず乗り切って、我慢比べを制して粘り勝ち。トラソリーニと福澤の連続3ポイントで勝負を決めたが、試合を通してディフェンスリバウンドに絡みまくった鶴巻の活躍なくして勝利はなかった。親友の中村功平の為にチーム一丸となって戦ったナイスゲーム。

Game2 茨城79−76新潟

Game1同様重い立ち上がり。お互いに決定力を欠く13−10でデジャブかと思わせる展開。2Qに波を掴んだのは新潟。遠藤のギュンギュンドライブが炸裂。自らプルアップ、3ポイントをアシスト、分かっていても止められない右ドライブからのレイアップ。新潟がリードを奪う形になりさらに次はパラスの連続得点。髙橋とのマッチアップを1on1で2連続やられる。髙橋としては悔しいやられ方。試合前の注目選手にあげたのがパラス。Game1で3ポイントが良かったがドライブからの得点が伸びなかったことで気合い入れてくるなと、本来ドライブからガンガンねじ込んでくる選手なので注目に予想した。新潟は前半終わってターンオーバーが3つと見事に修正してきた。ロスコアレンがアシスト役に、周りの選手が得点を重ねて気持ちよくハーフタイムへ。ロボッツはベンチメンバーの得点が伸び悩み追いかける展開だが不思議と焦りを感じなかったのはSR渋谷相手に20点差ひっくり返した経験があったからかもしれない。3Q入ってからは点の取り合い。9点ビハインドから始まった後半だったが一気に追いついたのがGame1同様連続3ポイント。鶴巻と福澤。👇残り4:32で福澤が決めて48−48の同点で新潟タイムアウトで振り出しに戻る。平尾→タプスコット→福澤への流れるようなトランジション。走ってる段階で福澤的には「パス来い」と決めるイメージを持ちながら走っていただろうし無駄のないパスが最高。決めるべく選手が決めると会場は湧きますね。


ここからお互いに点の取り合いになるが遠藤の連続得点で一歩リード。前半同様パラスのドライブから得点を重ねて、遠藤がドライブだけではなくアウトサイドも決めだし2人がチームを牽引。特にパラスのエグいダンク👇があり実況の三橋さんと二人して興奮しております。

勝負の4Q。Game1では一気に崩れた新潟。一転Game2は本当に最後まで一進一退。新潟が最後苦しんだ要因がファウル。パーソナルファウルとチームファウル両方で終盤の戦い方を不利にしてしまった。遠藤、ネパウェ、エアーズが4つになったこと。特に遠藤の4ファウルになって下がったのが痛かった。残り1:55で満を持してコートに戻ってきた直後、福澤に巧みにファウルを誘われ5ファウルで退場。地味だが福澤のファインプレー。接戦で調子の良い選手がコートにいないことでロボッツとしては気が楽になる。早い段階でチームファウルも重なりフリースローを誘う。4QだけでFT9/11、試合通して23/26。ここが勝因かなと。ロボッツの強みの一つにフリースロー成功率の高さがある。終盤の緊迫した場面でもどの選手もきっちり決めてくる。新潟も粘り強く戦い勝機は十分あった。ラスト3連続で放った3ポイントは全て外れた。ロスコアレン、佐藤、パラス。特に佐藤が左コーナーで放った3ポイントにはヒヤッとしたが決めきることができなかった。ここで遠藤退場が響いたなと感じた。佐藤はこの日1本目の3ポイントの試投で1Qに2ポイント打った振りのこの日2本目のシュート。ベンチでの時間も長かったしこれを決めるのはかなり難易度高め。ここが遠藤だったらこの日の調子の良さと積極的な打ち切っていたことから決めてきたかもしれない。タラレバだけど。ラスト12.3秒で77−74と3点ビハインドで新潟タイムアウト。3点を取りに来るデザインしたプレーを最後はパラスに託す。これも決まらず多嶋がリバウンド抑えて勝負あり。デザインされたプレーは見事にオープンを作り出した。この辺の瞬時にプレーを作るのは平岡さんの凄いところ。こういう引き出しめちゃくちゃ多いし指示も的確で分かりやすい。外したパラスの悔しそうな表情が印象的だった。新潟に対してリベンジマッチ成功、上昇気流に乗ってきた。MVPのジェイコブセンの活躍は頼もしく、両チーム最長の35:55の出場。彼がいない時間が少し不安になるような、それほど攻守に渡って存在感を出してゴール下を支えてくれた。影のMVPは鶴巻。要所での3ポイント2本は最高の仕事をした。これが入ると相手は捨てどころがなくなる。渋谷戦から安定した活躍で勝利に貢献しております。ロボッツ🤖🤖🤖🤖連勝!


・ジェイコブ先生のバスケットボール講座

ジェイコブ先生のポストアップ編

トランジションで真っ先に走るジェイコブセン。この走る能力はリーグでも一二を争うと言っても過言ではないと思っています。ゴールまでのスペースを確保してシールする前にチラッとディフェンスを見て身体を当ててボールを受ける。スペースもあるしここにボールをくれというターゲットハンドも分かりやすいのでパス出す方も楽。今節何回も言ったのが深いところで持たせたらジェイコブセンは強いと。左右どちらにもターンでき、どちらでもフィニッシュできるし身体を当てて相手の動きが止まったところでもう一歩ステップ踏めるところが上手い。走りから身体の当て方、ステップの踏み方、ポジション関係なく参考になるので今日から真似して試してみよう!

ジェイコブ先生のシュートフェイク編

ジェイコブセンのこのシュートフェイク好きなんだよな−。本当に打ちそうだから相手は飛んじゃうんだよね。膝も使えてボールをシュートポジションまで自然と持っていくから打ちそうに見えてしまう。ポイントは踵を上げること。足がベタっと床に着いたままだとリアリティが出ないので。これお手本なので皆今日から使ってみよう!ダンクはできる人だけでOK👍

ジェイコブセンは基本に忠実で正統派なプレーが多い。どのカテゴリーでバスケやっている人にも参考になるのでまた取り上げていこうかなと思います。どんな事を考えてプレーしているかまでは分からないのでジェイコブ先生に質問してください。




次回
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一色翔太



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