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ロボッツ振り返り解説第5節 vs三河

こんにちは、一色翔太です


それでは第5節、アウェイ三河戦を振り返っていきます



・試合の感想

茨城71−81三河
早い展開を出したいロボッツとは裏腹に8人しか出場できないのでしっかりハーフコートバスケットを繰り広げたい三河。三河のディフェンスがそんなに強くなかったのでロボッツはボールもテンポ良く回っていたし中外バランス良く得点できてリバウンドからの速攻も出せていた。ロボッツはトータルスタッツで見ると勝ってもおかしくないのだが、最後に勝ってればOKと思わせるようなのらりくらりとした三河のリズムと言うかガードナーのリズムに付き合わされた印象もある。38分30秒はどっちに勝ちが転んでも分からない展開だった。しかし4Q終盤長野の3ポイント3連発で試合が決まったのは言うまでもないしあそこで3本とも迷わず打って決めきる強気な姿勢には驚かされた。2本目3本目は連続で決めた長野がすごいんだけど、1本目を決められたシーンが個人的には残念。👇Bリーグ公式Twitterより
わざわざゴールから遠ざかるようなドリブルをしているガードナーに対して鶴巻はダブルチームを仕掛け、多嶋はコリンズワーズのカッティングに反応するしか無いため長野がオープンに。ガードナーは冷静にアシストパスを出して長野に決められた。この試合はガードナーに対してベースライン側からダブルチームに行くシーンが多くあったのでそういったゲームプランだったのだろう。3ポイントは散々決められたがペイントエリアでの得点はそんなにやられていないのでロボッツとしては十分守れていた。珍しくと言っては失礼だがタプスコットのガードナーに対してのディフェンスは良かった。オフェンス面も得点取れていたしそれがディフェンスにもいい影響をもたらしたのかな、もしくは逆かもしれないが。話はダブルチームに戻るがペイントエリアに侵入されそうな状況で行くのはOKだけどリングから遠い位置だったり攻め気がなく周りをしっかり見ている状況でダブルチームに行くのはNG。積極的に仕掛けるにしてもキャッチした瞬間に囲むようなダブルチームが望ましい。長野の1本目のシーンは明らかに行く必要なしの状況。鶴巻の動きも自信なさげに「背中向けてポストアップしてるからとりあえず行かなきゃ」という風に見えてしまう。これは宇都宮戦でも多々見られたのでこれに関しては改善されていないのかな。コーチ陣は的確なダブルチームの指示を出すべきだし、プレーしている選手も相手の表情とか攻め気を感じ取って行くか行かないかの判断をしなければならない。同じようなのシーンで前半にもあったのが柏木に通算5,000得点目となる3ポイントを決められたときもリングから遠い位置のガードナーのポストアップに対して背後からダブルチームに行き、見透かされたように逆サイドに展開され最後はフリーの3ポイントを柏木に決められた。ガードナーのパスが良かったのもあるがこれもわざわざ仕掛ける必要のなかったダブルチーム。👇三河公式Twitterより
あともう一点気になったのが、4Qのメンバー構成には少し疑問が。高さのある三河に対して平尾、多嶋、福澤の170cm台のトリオの起用はちょっと意図が分からない。コリンズワーズはすかさずミスマッチに対してポストアップして長野の3ポイントをアシストしたので、この1本が最後の3連発を自信持って打てたのにも繋がっていると思う。この時間が割と長かったのでそわそわしながら心配して見ていた。敗因を考えるとダブルチームからの3ポイントと4Qのメンバー構成なのかなと。


・見どころ照らし合わせ

ガードナー
25点、3ポイント6本(6/12)と大活躍なんだけどフリースローは2本しか打たせていないのでシュート機会でのファウルは1回のみ。2ポイントは6点のみ。3ポイントの爆発を除けば十分守れていた。三河はガードナー頼みのオフェンスが多かったのでイマイチ波に乗れない時間が多かった。それでもチームのために39分47秒出続けたことはすごいし、コーチからの信頼感も絶大なんだなって感じた。「おっきくてうまいんです」ってことは伝わったかな。彼中心に回るオフェンスとディフェンスの戻りの遅さは予想通りでした。
高橋&ゴメス
オフボールの動きやパス回しなんか良かったんだけど、もっとPGとして使う時間が欲しいなって思う。そもそも3ポイントシューターでも点取り屋のフォワードでもないので高橋の持ち味を発揮させるにはPGがベスト。ゴメスがまだ間に合わなかったので妄想していたメンバー構成の実現はなかった。残念。


・良かったところ

福澤
相変わらずの安定感で序盤のロボッツのいい流れを作ったのは福澤だった。シュートに迷いもないし、ドライブも効果的。開幕からバチッと固めていた髪型も三遠戦から髪のセットをしていないのでそれから調子が良いように見える。たまたまか、全く関係ないか、どうでしょう。
タプスコット

タプスコット本来の姿を見れたゲームだった。1対1からの得点がこれまでなかなか取れなかったのが今日は攻めきれていた。オフェンス面での好調がディフェンスの頑張りに繋がったのか、ディフェンス頑張ったのでオフェンスにいい影響をもたらしたのかは分からないが毎試合これくらいディフェンスも頑張ってくれるとチームとしては大助かりだと思う。あのタプスコットの笑顔は良いですよね、チームに活気をもたらすので今後も彼の攻守の活躍はロボッツ勝利には不可欠。👇ロボッツ公式Twitter「笑顔」


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。


良い感じでペース掴んで書き続けております。なかなか妥協できない部分もあるが故に文章が長くなりがちですが、継続していけるように頑張るので引き続き頑張って読んでください。



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一色翔太

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