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ロボッツ振り返り解説第20節 vs秋田

こんにちは、一色翔太です


それではホーム秋田ノーザンハピネッツ戦を振り返っていきます


・試合の振り返り

茨城70-76秋田
お互いに1ヶ月ぶりのリーグ戦。ロボッツは谷口、トラソリーニが、秋田は古川と伊藤がそれぞれ今節は欠場。トラソリーニと伊藤は怪我かなと、それほどひどくはないと予想。インサイド陣2枚欠くロボッツが不利かなと考えましたが出だしの1Qは逆にペイントエリアをどんどんアタックしてロボッツに流れを持っていった。特にジェイコブセンを絡めたピック&ロールが効果的に決まりファウルもアイバーソン、グリンから奪い逆に優位に試合を進めた。流れが変わったのは2Q。ロボッツのセカンドユニットが停滞。ボールが回らず多嶋が長くボールを持ち過ぎることになりテンポの良さは無くなってしまった。ディフェンスの強度が上がり簡単にボールを繋がせてくれなかったところもあり、リズムを狂わされて保岡の連続得点で逆転許し追いかける展開に。せっかく2Q始まってすぐにグリンを3Fでベンチに追いやったのに。前田HCもグリンを2Q途中でコートに戻す決断を。結果的にはその後試合終わるまでファウルしなかったし、より緊張感を持ちながらのプレーとなった。スラムダンクで言うと陵南の魚住が見せた集中力。あれに近いやつかな。前半終えてロボッツのベンチポイントが0点。自分の記憶を辿ってもこれは初めてかな。トラソリーニ欠場でポイントゲッターがいないのも分かるが0点はちょっとキツイ。それでもよく前半やりあえたなって思って、タプスコットとジェイコブセンの頑張りがチームを支えていた。後半は福澤とジェイコブセンのツーマンゲームがよく決まりもう一度流れを引き戻した。タプスコットのドライブからの得点も良かったし粘り強く追いついて最終4Qへ。一つポイントになったのがオフィシャルタイムアウト前の時間帯。4Q始まって先手取ったのは秋田。👇4点リードされてなんか嫌な流れだったけど平尾のルーズボールからタプスコットの得点。飛び込んだ平尾最高。受け取ったタプスコット決め切ったのも最高。

秋田はすかさずタイムアウトで一旦断ち切る。タイムアウト後はこの試合のMVPの保岡にシュートを打たせるセット。しっかりスクリーンかけて相手見ながらうまくボールを受けて決めてきた。保岡の連続得点の後にジェイコブセンがファウル4つ目。ここでなんか嫌な雰囲気になっててその後の秋田のオフェンスで田口がトップから3ポイント決めて6点差。ここでロボッツは一回タイムアウト取っても良かった場面で解説しながら「取らないんだ」と言ったくらい。その後平尾のターンオーバーからも決められて8点差。ここでタイムアウト。結局取るんだ。遅かったかな。リッチHCはタイムアウトを取り渋る傾向があってまさにここはそれが出た場面だった。オフィシャルタイムアウト前のタイミングってタイムアウト取るか取らないかって難しいところだと思うけどあそこは一旦流れを切るべきだった。この8点のビハインドは重く結局最後まで逆転には至らなかった。保岡の活躍も見事だったし、ファウルトラブルのアイバーソンを「退場してもいいから思いっきりやってこい、デイビスが控えてるから心配するな!」って前田HCが言ったんじゃないかと思うわせるような吹っ切れたプレーをさせたベンチワークも良かった。交代と選手起用にこちらが意図を感じることができた。ロボッツは逆にベンチワークの判断力や決断力が弱かったんじゃないかなと思ってしまう。3ポイントがこれでもかというくらい入らなかったことで苦しんだけど、シーソーゲームをものにできない要因は選手の調子だけでなくベンチワークにもある。控えメンバーの得点が伸びなかったのも苦しんだ要因。多嶋をフォーカスしてしまうが最終スタッツの+/−が−20。何かというとその選手のプレーしている時間帯の得失点差が−20点。多嶋が出ている時間帯が点差を詰められたり離されたりしている時間だという事。確かに多嶋の出てる時間帯はベンチメンバーが多く得点が伸びない時間帯が多くリズムは良くなかった。本来はテンポ良くボールを回して人も動かしてプレーしたいはずなのにパスの出しどころがなくずっとドリブルし続けて自分でシュートを打たなきゃいけない状況になってしまってた。秋田のディフェンスを誉めるべきではあるんだけどね。こういううまくいかない時って必ずシーズン中にはあるのでしょうがないけど明らかに調子が上向きではない、試合を通していい流れにならない選手を終盤に出し続ける選択をしたコーチ陣にクエスチョンマークが浮かんでしまう。選手が少ないという事情はあるがここは反省点かなと。良かった事はペイントエリアでの得点が42点。タプスコットとジェイコブセンが素晴らしい活躍だった。特に福澤とジェイコブセンのツーマンゲームは効果的で福澤のアシストも多かった。ペイントエリアでの得点から外に広げて3ポイント。この流れがうまくハマると今後もっと良くなっていくんじゃないかなと思います。


・注目選手の振り返り

グリン
この試合の3ポイントの成功はなし。今シーズン2回目の成功なし。かなりよく守ったと思います。だけど3ポイントだけじゃないのがグリンでドライブからファウルもらったりディフェンス面であったりよく声出しているシーンもあったのでチームの精神的支柱でもあるんじゃないかなと思いました。2Qの早い段階で3つ目のファウルをしてベンチに下がったが前田HCは割と早めにコートに戻したので信頼の高さも伺える。個人的には3ポイントが見れなかったのが残念だがトータルで素晴らしい選手なんだなと感じました。試合前のシューティングを上から見てたけど気持ちいいくらい決まってたし軌道も回転もキレイ。シュートについて色々話したりしてみたいなと、試合後のインタビューのタイミングがあれば。その時はロボッツが負ける時なので複雑ではあるが。とにかく今後も注目して見たい選手です。

平尾、多嶋
開幕戦のようなあたふたした事はなかったしターンオーバーを繰り返すことも前回の対戦から比べるとなかったので落ち着きや慣れは出てきてると思います。ガード陣の3ポイントが不発だったので得点が伸びなかったけどずっとこれが続くとは思わないので次の京都戦切り替えて打ち続けてほしいです。


・谷口不在の影響

秋田戦は帯同できずベンチにいつも元気な谷口の姿が見れなかった。代表ではスタメンで35分の出場などコートでの活躍も見せてくれてロボッツに戻っての活躍が楽しみの一つ。気になったのがベンチの盛り上がりに欠けた事。谷口のキャラクター、存在感はコートの中だけでなくベンチでも発揮されていたんだなとしみじみ感じた。ベンチが静かでいつものわちゃわちゃ感が無かったので「あっ、この雰囲気を作ってたのは谷口なんだった」と再認識。中継でもベンチを抜かれるシーンは秋田の方が多かった気がする。京都戦は谷口が合流予定なのかなと思うので高校時代を過ごした京都でコートの中でもベンチでも暴れる姿を見たいなと楽しみにしてます。



次回
ロボッツ見どころ解説第22節vs京都ハンナリーズ



連戦続きなので見どころ解説はボリューム的に解説動画の補足的な感じになるかもしれないのであしからず


振り返り解説はしっかりできるように頑張りますので宜しくです




一色翔太

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