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ロボッツ振り返り解説第4節 vs三遠

こんにちは、一色翔太です


それでは第4節、三遠ネオフェニックス戦を振り返っていきます


まずは茨城ロボッツに関わるすべての皆さん、B1初勝利おめでとうございます!


いやー、感動的でしたね




・試合の感想

GAME1 茨城95-79三遠
試合開始から4Qのオフィシャルタイムアウト入るまでロボッツ優位で試合を進めるもシーソーゲームでどちらが勝つか分からない展開を残り5分で一気にロボッツが流れを持っていった。鶴巻のラベナをブロックしてからのファストブレイクが勝負を決めたシーンと言ってもいいかもしれない。スラムダンクの三井寿に爪だけでブロックした清田信長のシーンと重なったのは自分だけだろうか。よく分からない方は単行本15巻を読んでみよう。そしてジェイコブセンとノックス両選手が前半からバチバチのポジション争いを繰り広げていて4Qになってお互い4ファウルでどちらとしてもファウルアウトしたら痛い状況でのやり合いには痺れました。結果的にはジェイコブセンがゴール下を制圧してノックスがファウルアウトとなった。終盤一気に突き放したロボッツが念願のB1初勝利を飾った。ターンオーバーが両チームともに8つとミスが少なくダラッとした時間がない引き締まった素晴らしいゲーム。きっと両チームのファンじゃない人がこの試合見ても面白いと思ってもらえた試合だったはず。

Game2 茨城66−83三遠
出だしからお互いの3ポイントが絶好調。1Qだけでロボッツ4/7、三遠はなんと5/5。三遠は今シーズン3ポイントがあまり決まらなかったのが嘘のように入る入る。前半終わって10/15。昨日と本当に同じチームなのかと思わせるような変貌ぶり。津屋のスタメン起用もバッチリハマった。序盤ロボッツも良かったが三遠はずっと良かったので点差が開いてしまった。三遠の何が変わったかと言うとディフェンスのギアが2段階くらいあがったようなプレッシャーをかけてきた。その分ファウルも多かったが攻めのディフェンスがロボッツのミスを誘発していたし、なかなかボールがペイントエリアに入らず3ポイントラインの外だけでボールを回している良くない状態にさせていた。あとはGame1で何故か欠場していたカーターが出場してきたのも大きな変化だった。前日ロボッツが支配していたペイントエリアでの得点が54点→26点と半分以下に。三遠は散々取られたオフェンスリバウンドを取られないようガード陣もリバウンドに絡んでいたし、ディフェンスのローテーションも良かったのでロボッツはペイントでの得点が伸びなかった。2戦目に強い三遠はまさにその通りで修正力は流石だった。

ちょっと脱線するがカーターがなぜGame1で出場しなかったのか。現地で見ていてこの欠場にものすごく違和感を感じたので勝手に一色の妄想で仮説を立ててみた。Game1のアップの際にユニフォームに着替えずにリバウンダーをしていたので前日までの練習で怪我したのかなと思ったがそんなリリースはなく欠場の理由は不明だった。翌日になってGame1終了後には練習していたと聞いたので怪我ではない。体調不良だとそもそも会場には来れないだろうからそれもない。となると一色がたどり着いた答えは

もしかしてユニフフォーム忘れた、もしくは間違えた


Game1の試合直前に無いか間違えた事に気づいた為もうどうにもできず欠場。三遠スタッフがカーターの家まで取りに帰ったのか、三遠居残りスタッフが予備のユニフォームを神栖まで届けに来たのかは不明だがGame1でセカンダリーだけ着ていた事と試合後に練習していたこと、Game2では怪我があるようには全く見えなかったことを考えるとありえることかも。そして試合直前にユニフォームが間に合ってギリギリセーフだったんじゃないかな。真相は分からないし完全に勝手な妄想だが、信じるか信じないかはあなた次第・・・



・見どころ照らし合わせ

ガード陣とハリス
田渡、津山、山内の3ガードで特に良かったのがGame2での山内。彼が出ている時間帯は落ち着きがあったのとオフェンスのリズムがとても良かった。スタッツ上は目立った数字はないがゲームメイクやディフェンス面で勝利に貢献する仕事をした。
ハリスは生で見てみてやっぱりいい選手だなって思った。ドリブルからの1on1のスキルが高く、止まってからのステップが抜群。3ポイントないよって言ったら入るあるあるは現実になってしまったので、本当にこんなことってあるんです。ロボッツはハリスに対してチェック行ってなかったからスカウティングでもあまり警戒しなくていいよってなってたのかな。それも高確率2試合とも決めてきたので次節以降の対戦相手はハリスには3ポイント打たせないほうがいいですよー。

福澤
バスケットLIVEでも注目選手にあげていたのでスタメンに福澤の名前を見た時には心の中で小さくガッツポーズ。2試合とも試合開始後の最初の3ポイントを決めてきたし、ドライブからのアシストやレイアップまで持ち込むなど3ポイントだけじゃないぞって事を見せてくれました。Game1では1/7だったが打っているシュートは良いシュートばかりだったので全く心配なし。Game2では3/6と流石の安定感を見せた。このまま数試合は福澤がスタートで多嶋が6thマン出てくる布陣が良いんじゃないかなって思う。開幕戦からここまで安定して3ポイントを決めているのはこの福澤と平尾くらいなのでこの2人に続く選手が必要。

ターンオーバー
Game1では1Qにいきなりパスミスからの速攻をやられたので今日もヤバいのかって心配したがそれ以降は安心して見れた試合だった。これまであったようなターンオーバーは確実に減ったし大きく相手に流れを持っていかれるところがなかった。Game1「8」Game2 「9」と2試合ともターンオーバーを一桁台に抑えられたことは素晴らしかった。

今回の見どころ解説で書いたことが割とその通りになったところがいくつかあった。解説は予想屋ではないけどある程度想定していた通りになるとホッとします。

そして一番大事なミッションである敦也さんへの挨拶が遂行できたのは我ながらグッジョブ。神栖での初勝利Coming soonも現実となったので一晩考えて捻り出した甲斐がありました。


・良かったところ

Game1ではボールが良く回っていてペイントエリアに攻め込むシーンが多く見られた。特に多嶋、平尾の2人が攻めたお陰で福澤と中村が気持ちよく3ポイントを打つことができたのでこれは今後も続けてほしい。特に多嶋のアシストが光っており彼が仕掛けると周りが合わせるという流れができてきたのは良かったポイント。三遠はカーターが欠場となったのでインサイドを徹底的に攻めることができたのが良かった。理由はどうあれ有利なところを攻めて不利なところをカバーすること。より確率の高いところで勝負するのはプロの世界では当たり前なので遠慮なしにウィークポイントを見つけて攻めるのは鉄則。ちなみにこの2日間でベストプレーは👇このプレーが初勝利をぐっと引き寄せたプレーなのは間違いないかな。鶴巻は一色の中学校の後輩でもあるからあまり褒め過ぎるのは気が引けるけど、これは盛り上がったし良いプレーだった。



・次節への課題

タイムアウト後のオフェンス
Game1前半残り1:30あたりで取ったタイムアウト。良いディフェンスした後のオフェンスの前でタイムアウトを取ったのだか、結果的に三遠に落ち着かせる時間になり直後のオフェンスでは守られ失点。残り30秒のオフェンス時にも2回目のタイムアウトを取るもオフェンス失敗し最後はハリスに決められ前半引き離すチャンスがあったのが追いつかれ終わってしまった。結果論だがあのタイムアウト2つの後のオフェンスでは両方失敗したロボッツと、2つとも守りきってオフェンスを成功させてを終わらせた三遠。ロボッツはタイムアウトが功を奏さなかったシーン。タイムアウト後のオフェンスは相手もあの手この手で抑えてこようとするので成功させるのは難しいが、ここはヘッドコーチの腕の見せ所だし、普段からこういった場面で自信持って出せるセットプレーをどれだけ準備してあるかが重要。

オフェンスのバリエーション
ロボッツのオフェンスは良くも悪くもトップのガード(多嶋、平尾)が起点となってピック&ロールから仕掛けていくパターンが多いのだが良いときはペイントエリアまで切り崩せているしヘルプを寄せてアウトサイドへのパスからの3ポイントが打てている。逆にそこを抑えられるとボールが外だけを回しているだけの状態になるので相手からしたら守りやすく良いシュートは打てなくなる。ボールマンにスクリーンをかけるだけではなくオフボールのスクリーンを使ったプレーなどオフェンスのバリエーションを増やしていったほうが良いんじゃないかと思う。そこで高橋がポイントガードで出る時間帯には多嶋、平尾とは違ったオフェンスを組み立ててもらいたい。でないと相手からしたらピック&ロールの守り方が良ければある程度抑えられると思わせちゃうのでそれは避けたい。今回高橋とちょっと話す機会があったのだが彼はこのnoteの読者だと言っていたので読んでくれることを願おう。ボールを持ちすぎない球離れの良い彼ならではのオフェンスを作ってほしい。あと合流したばかりでコンディションがどこまで上がっているか未知数だがゴメスの加入で新たなオフェンスのオプションになることにも期待したい。



今回も最後まで読んでいただきありがとうございました



次回
見どころ解説第5節 vs三河

予告注目選手
高橋&ゴメス


一色翔太

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