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「2000万円問題」 今では「55万円問題?」

55万円問題?

私の師がFacebookにアップしておられました。

本当に何という事でしょうか?

「2000万円問題」→「1200万円問題」→「55万円問題?」

今月公表の家計調査(2020年平均)が驚きの結果に。高齢夫婦無職世帯の月次収支の赤字額が、例年は3~6万円だったものが今回は1,541円と大幅に縮小。30年分に換算すると約55万5千円だから、一昨年話題となった「老後2,000万円不足」は、わずか3年で「老後55万円不足」に。これで老後問題は解決ですね!😜

要因は、実収入が257,763円と前年から約2万円増加した一方、実支出が259,304円と前年から約1万円減少したため。収入面では「その他特別収入(おそらく定額給付金)」の増加が、支出面では「外食」「教養娯楽サービス(旅行等)」「交際費」の減少が際立ちます。

検証してみましょう(2019年:1200万円問題)

以前も掲載した資料ですね
以下、(2019年「総務省統計局家計調査報告」の実収入と実支出データ)です


検証してみましょう(2020年:55万円問題)


そして以下が、2020年のデータとなります

実収入 :257,763円
実支出 :259,304円
差引差額:▲1,541円


通常通り、夫婦で生きる平均的な30年

▲1,541円×12月×30年=554,760円

データとは何か?

通常通り、夫婦で生きる平均的な30年

これも平均寿命・余命から考えますと・・如何なものか?

女性の方が「長生き」は明らかです

5歳年下の妻であれば「夫婦で30年」「夫の死後妻一人で○年」
ここまではデータから、そして単身者の収支を活用すれば
より実態に近い数字も計算が可能です・・

実際に「現在は共働き世代が多い。でも妻は無職=専業主婦という設定?」
厚生労働省の担当者が参加する研修で、このような質問がありました

回答は・・・
「よく存じてます。ただ、昔のデータには共働き世帯というものがないんです」

とても誠実でフランクな方で、私もお世話になった事があります

データというものは、その時々の状況(現実)を反映している

それは平均値であり、世の中の動きで大きく変わるものです

「2000万円問題」を「利用」した人?

2000万円問題を「利用」した人が「1200万円問題」を語る

そのような方が、どれほどいらっしゃるのか?

「利用する」という事は、そういう事です

不安を助長するために「利用」する・・

そのような意見は「本質を理解していない」という事でもあります

「55万円問題」を利用する事は出来ないでしょう

「2000万円問題」を「問題」とした人

「2000万円問題」を「問題」とした人

私もその一人ですが・・

人生の中で大切な「老後」を商売に利用するな!と・・

私は、訴え続けて行きます🤗

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