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「高齢労働者」が、ぐっすり眠れた休日に思ったこと

今日は土曜日でしたね・・
「久々に寝たなあ。7時頃かなあ?」と目覚まし時計を見ると「9時」
前夜は23:30頃に寝たはずなので、何と9時間半睡眠です!
いやあ、何年ぶりでしょうか?
こんなに爆睡したのは!
61歳ですが、まだまだ体力がある?

プロフィールにもありますが、現在は「再雇用&FP社労士事務所」と二刀流です
加えて「再雇用」の方は在宅勤務となっています
仕事始めの5日に出勤し、翌日から・・かれこれ二週間になります
昨年も在宅勤務が多くありましたが、流石に少し疲れてきました

元来、独立志向もあり企業での雇用という形には「合っていない」と感じておりました。上司に言われたものです

「○○!早く独立しろよ!そうすれば、上司にいちいち許可得たり説明しなくても好きにできるぞ!」

形の上では雇用の中でも「在宅という働く場所に拘束されない」機会を得る事が出来たのですが、雇用の中での自由?の中途半端さでしょうか?

さて、ご存知の方も多いかも知れませんが・・・以下のような資料もあります

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令和元年「高年齢者の雇用状況」集計結果(厚生労働省)
雇用確保措置の内訳
雇用確保措置の実施済企業のうち、

1 「定年制の廃止」により雇用確保措置を講じている企業は4,297社、
  2.7%[0.1ポイント増加]、

2 「定年の引上げ」により雇用確保措置を講じている企業は31,319社、  
 19.4%[1.3ポイント増加]、

3 「継続雇用制度の導入」により雇用確保措置を講じている企業は125,501社、
77.9%[1.4ポイント減少]
・・・・・・・・・・・

3 の「継続雇用制度の導入」の殆どは「再雇用制度」だと思いますが、何と減少しているのですね。「定年制の廃止」もわずかながら増加していますが「定年の引上げ」の増加に少し驚いております。

再雇用制度は「1年契約を繰り返し、65歳までの雇用機会を確保する」という形です。心情的には「一度、卒業した後に『新たな雇用契約を結ぶ』という微妙な切り替えがある訳です。

一方で「定年の引上げ」は、定年の引上げなんです(苦笑)
ここに、どの様な意味があるのか?

以下のような資料もありました

企業規模を見ると中小企業において「定年の引上げ」が多い事が分かります
「人材の確保」という観点からは中小企業における「新人の確保」よりも
「実績にある既存人材(定年退職者含む)の確保・・このような所でしょう

定年延長と再雇用は高齢者の「労働機会の確保」という点では同じでしょうが、
その処遇には差があるとも思えます。中でも「賃金」「退職金」は大きいと思います。

継続勤務期間のよる「賃金」「退職金」のベースが決まるという制度設計は、まだまだ多くの企業に残っているでしょう。雇用延長であれば額は下がるかも知れませんが、賃金基準と退職金の勤続年数に応じた処遇は社員としての制度下にある訳です。

一方で「再雇用」は「新たな雇用契約」である訳です。新たな処遇のもとでも雇用契約となり、定年延長とは「似て非なるもの」です。これは処遇だけでなく、実際に働く高齢労働者の思いにも違いがあると思っています。

「定年延長」:雇用関係の延長・・
「再雇用」 :雇用関係の延長でも「働き方」を新たな目線で感じる事ができる

つまり「自分の意思とは関係なく」制度によってではあるが「退職」を経験する事の意味の大きさではないかと思うのです(続く)

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