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心の壁を乗り越える

『気づかいの壁』
著者:川原礼子さん
出版社:ダイヤモンド社

この本の見出しを読むと、
小さな親切、大きなおせっかい
という言葉を思い出す。

気になることがあっても、
心の壁が大きく立ちはだかり
「まぁ、いっか」とスルー
してしまう自分を思いだす。

しかし、本書を読み進めていくと
見事にそのマインドブロックを
破壊してくれます。

アドラー心理学の「課題の分離」
という考え方を引用し、
自分がされて嬉しいことをするのは
「自分の課題」
それを受け取り、どう思うかは
「相手の課題」

と分けている点が腹落ちしました。

それぞれの課題を自分の壁、
相手の壁とし、壁を越える簡単で
分かりやすい方法が本書には満載です。

会社でも見渡せば、気が利く人が
慕われています。
お客様はもとより、
上司や部下からも。そして出世しており、
結果的に稼いでいますね。

気がつく素質を持っているのに、
技術がないせいで気が利かない人
と言うレッテルを貼られるのは
もったいないですね。

本書を読めば、別に難しいことはない。
日常的なちょっとした気づかい、
言葉づかいで良い方向へ導いてくれます。

基準は「自分がされて嬉しかったこと」
をやるだけ。

例えば、
・「朝早くからありがとうございます」
・「すみません◯◯で」ではなく、
  率直に「ありがとうございます」と言う。
・「とりあえず」や「一応」を多用しない。
・話かけるなオーラを出さない。
・返信しやすいようにメールを書く。
・相手の事情を先に聞く。
・「良かったね」と締めくくる。

など少し意識すればできるものばかり。

僕個人の経験では、ある銀行マンが
打ち合わせの後、帰る際にスリッパの
向きを揃えてくれました。
そして、ドアを丁寧に締める動作を
自然にやっており、好印象で真似
しようと思った経験があります。

自分されて嫌なことはするな!
と幼いころから言われ、脳裏に焼き
ついています。

しかし、自分がされて嬉しかったこと
を想いだし、自分の軸
にする。
それを自分の生活圏において誰かに
返すことは前向きに取り組めると
思いました。

今日の今からされて嬉しかったことを
リスト化し、これからやるべきリスト
に変ていきます。

"アハ体験"をさせてくれた本書と
著者の川原 礼子さんに感謝します✨

最後までお読みいただき
ありがとうございました!


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