光・一瞬 |#6|「見上げるねこ」
真上を向いて何か物思いに耽るかのようなねこ。
良く撮らせてもらっている近所のメス猫、大きな体に大きな顔で非常に愛嬌のある外見と人懐っこい性格(昔は触らせてもくれなかったけれど)で通りがかる人にいつも触られているねこが今日は何かにとりつかれているかのように上を見つめていた、大きな瞳をさらに丸く開いて見つめる先には何があるのだろうか、自分も気になって上を見上げたが何を見ているのか良くわからない、きっと本人だけにわかる何かがあるのだろう。
と思ったらただ単に後ろ脚で顔をかいていただけ...気持ちよくて上を向いちゃっただけだったらしい。何か深いことを考えているのかなと思うねこの表情も実のところ本人は何も考えていないというのが正解のようである。
人間というのはどこまでも想像豊で思い込みで喜んだり悲しんだり、でも当の本人はと言うとなーんにも考えていなかったりする、人間関係にはよくあることでそれでドツボにはまる人も居るけれど不毛なのである。
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阪井 壱成(さかい いっせい)
東京出身、1983生まれ、
陸上自衛隊に10年勤務後フリーランスカメラマンに転身
光・一瞬をテーマにそとねこ達を精力的に撮影
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