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「神人」ってなんだべさ?

陰謀論やオカルトは、エンターテイメントとして、十分に楽しいと思います。本当かどうかは別にして、自分たちの生活とあまり関係のないところで、「信じるか、信じないかはあなた次第」みたいなぶっ飛んだ話、割と好きです。

けれども、今のコロナ騒動ワクチン接種に向けた動きなどをみていると、それらはエンターテイメントではなくなってきたように思えてなりません。

しかし、日本人が実感できない限り、こうした問題も陰謀論・都市伝説のネタとして、使われ続けることでしょう。
遊びは結構、人生は楽しんだもの勝ちです。しかし、どこまでがエンタメで、どこからが私たちの生活や命に直結する問題なのか、よくよく見極める必要があると思います。
※「エンタメでなくなる都市伝説」より引用

そして今や、世の中の危険な状況を、真剣に見極めようとする人たちに対して、「陰謀論」という言葉で揶揄することほど、バカげたものはないと思っています。「陰謀論」で片づけようとする人たちの方が、科学的思考や思慮の浅いケースが、多々あるように思えてなりません。

「陰謀論」とされるものの中身は、真剣に議論されなければなりませんし、オカルトの類も笑い飛ばしていられるような状況にないと考えます。

例えば、そんなオカルト・都市伝説のひとつとして、ヒトラーの予言が有名です。

1989年以後、人間はごく少数の新しいタイプの支配者達と、非常に多数の新しいタイプの被支配者とにますます分かれていく。
一方はすべてを操り従える者。他方は、知らず知らずのうちにすべてを操られ従われる者達。
(中略)
しかし、人類はそれでも滅びない。だが人類はいなくなるのだ。今の意味での人類は、その時はもういない。何故なら人類は2039年1月25日人類以外のものに"進化"するか、そうでなければ"退化"してしまっているからだ。

2039年、人類は支配者層と被支配者層に分かれて、一方は超人的な能力を持つ「神人」となり、もう一方は機械的な反応しか示さない「ロボット人間」になるというものです。

この話、最近の状況をみていると、あながちすべて嘘とも言い切れないように思います。今まさに、究極の支配者層が生まれようとしており、一方、支配される側は、「彼ら」からあらゆるものを与えられ、生かされるだけの存在になるという世界に向かっているということは、否定し得えません。

また、とくに私が、この話で気になっているのは、2039年という部分です。

この「2039年の真実」という本は、落合信彦氏によるケネディ暗殺の真相を追った書籍です。内容は、ヒトラーと何の関係もありません。ケネディ暗殺直後、この事件の真相は2039年米国政府から発表されるということから、このタイトルになっています。

偶然の一致にしては、かなり気持ち悪い一致です。

その後、ケネディ暗殺の真相は、トランプ政権時代に一部公開がされました。しかし、肝心なところは、まだよく分かっていません

ところが解禁されたのは2890点で、残る約300点の公開が突然延期された。1992年の法律は、「国家安全保障上の理由で大統領は公表を見送ることができる」としており、CIAや連邦捜査局(FBI)が大統領に一部文書の公開延期を要請したためとみられてきた。
しかし、大統領はその際、「文書秘匿が適切かどうかを2021年10月26日までに再検討する」としており、公表の是非をバイデン次期大統領が判断することになる。
※プレジデントオンライン「「ケネディはCIAに暗殺されたのか」バイデンは"最後の機密文書"を公開できるか」2021年1月1日より引用

ちょっと前置きが長くなりました。そんな感じで、ヒトラーの予言には、そういう気味の悪さがあるわけです。

で、そのヒトラーの予言で言われている「神人」というのは何か?ということです。

よく言われるのが、AIとゲノム編集で、究極の人間である「神人」に進化するというものです。

まず、体の中にAIを取り入れて、人間を超えた力を手に入れます。これにより、人間という箱の中に、優秀な機械を取り入れた状態になります。

さらにゲノム編集により、人間自体を優秀にするというのです。IQを高くし、病気にならない強い肉体を手に入れることが可能になります。見た目は、イケメン・美女揃いということのようです。


さてさて、ここで考えたいのです。これが本当に「神人」なのかということです。

私は、違うと思えてなりません。

これはこれで、人類のたいそう立派な努力だと思います。究極の科学によって得られた産物を人体に詰め込んでいくわけです。それは、凄いものができると言っていいでしょう。

しかし、こんな物質世界の産物を究めて生まれたものに対し、「神」の字を使ってよいものなのか、甚だ疑問です。

神人」ならば、この次元を超えた存在でなければなりません。仮に「神人」というのであれば、この次元を超えつつも、物質世界に肉体をもっている存在という方がしっくりきます。つまりそれは、高い次元(精神世界)での進化を成した、精神性の高い生命体であるということです。

AIを取り込んで、ゲノムのような物質をいじくり回した結果、たどり着くような存在が「神人」?

それ、下手したら「ロボット人間」の部類に入るのではないかと思えてなりません。人造人間とか、サイボーグの部類に入る代物です。「神人」などと呼べるような、たいそうなものだとは思えません

ここで、あらためて考えたいのが、デビルマンです。そこに登場する勢力(?)は、ざっくりこんな感じです。

デーモン:悪魔。人間に取り憑いて、人間を滅ぼそうとする。
デビルマン:デーモンと人間が合体。人間を守ろうとする。
創造主(神):デーモンをやっつける。

こう整理したとき、AIとゲノム編集で作られた「神人」なんぞは、とてもじゃないですが「神」ではないと思うのです。下手したら、、、「デーモン」ですよ?

この動画は、ラジオみたいに音声だけ聞いてみてもいいかもです。

まぁ、所詮、マンガの話ですから、あまり真面目に考えなくてもいいかもしれません。もちろん、真面目に考えてもいいです(笑)。

仮に真面目に考えるとしたら、私は、そんな「デーモン」に負けるわけにはいきません。ということで、AIとゲノム編集に頼らない「神人」を目指したいと思います。


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