スピリット・アイランド 攻略 ～生命に満ちた大地の力～
※この記事はスピリットアイランドの戦術備忘録です。
※ルール説明はありません。
※ソロプレイでの戦術を記していきます。シナリオや敵対国をそれぞれ単体で徐々に難易度をあげながら50回ほどプレイしました。
1.精霊紹介：生命に満ちた大地の力
プレイ難易度が易しい初期精霊の1つで、成長が遅いものの防御力に秀でているため堅実な成長ができる精霊です。プレイスタイルとしては、序盤は圧倒的な防御力をもって侵略者からの攻撃を耐え忍び、成長するたびに爆発的に伸びる精霊力を使って大能力で反撃していきます。ただ、序盤に土地を守るだけで反撃をしていなければ大能力を使う頃には侵略者が蔓延ってしまって手に負えなくなるので、侵略者が攻撃してくる土地では高い防御力で守るのと同時にダハンの力を借りて反撃してもらう必要があります。またカードプレイ枚数が極端に少ないため、エレメントを集めてコンボを決めることは大変難しいです。
性能紹介。
この精霊の圧倒的な防御力の源泉となるのが特殊ルールです。聖地となった土地は常に防御力が3になり、まっさらな土地に「遠征」「建設」「略奪」とされても無傷です。「略奪」されるときにダハンを誘導しておけば一方的に反撃してくれます。
先天能力は3段階のレベルがありますが2,3段階目のレベルで起動することはほとんどありません。理由は大地の力のカードプレイの枚数が極端に少ないからです。2,3段階目のレベルを起動するために無理にエレメントをそろえてカードプレイをしようとすればそのラウンドの動きとして適切でなくなることがほとんどでした。1段階目のレベルを起動するだけでも十分に強力で、これを利用したコンボも後述します。
精霊力の成長が爆発的ですが、同時に初期能力カードのうち3枚が要求する精霊コストは3と大能力並みです。しかしいずれの能力も強力で、特に「実り豊かな大地の渓谷」と「破壊の儀式」は組み合わさると圧倒的な破壊力を生み出します。「癒しの地の守護」は荒廃を取り除きつつ防御力を付与してくれるのでどちらも効果を発揮する場面だとそのコストは破格と言えるでしょう。唯一「完全なる静寂の年」は強力に見えつつもただの時間稼ぎなのでプレイが有用な場面が限られているカードです。
2.基本プレイ方針
序盤は侵略者が土地に蔓延る前に(総攻撃力が4以下であるうちに)、存在トークンを2枚配置して聖地としてさらにダハンを1，2個呼び寄せる攻防一体の動きでいくつかの土地を確実に守っていきます。
数多くのプレイをこなしていくうちに2ラウンド分の動きが定番パターンとして固定されてきた動きを紹介します。第1ラウンドでは「③存在1枚配置＋2精霊力」の成長をカードプレイの存在トークンを、存在トークンが無い土地に配置します。そしてこのラウンドはカードを1枚プレイできるのですがあえて1枚もプレイしません。ゲーム開始時に遠征してきた侵略者は建設をし、新たな遠征隊もやってきますがこのラウンドは静観します。そして第2ラウンドでは「②能力カード獲得＋存在1枚配置」で小能力カードを獲得して、さらにこのラウンドで略奪される予定かつ存在トークンがすでに1枚ある土地に存在トークンを配置して防御力を3にして土地の荒廃を防ぐ動きをします。この時点で所持精霊力は6あり、カードプレイ枚数も2枚に増えています。ここで「実り豊かな大地の渓谷」と「破壊の儀式」をプレイすることで遅発効果のタイミングで先天能力を発動させて渓谷の能力を2回使用し、儀式の追加効果を発動させることができます。発動先の候補となる侵略者によって建築が行われたマスだと3ダメージ分しか効果がでませんが、次の略奪を気にせずさらにその先の略奪に備えることができます。別の候補としてはすでに都市がある土地が挙げられます。大ダメージを与えてかなりの恐怖を与えることが可能です。
いずれの成長を選択しても存在トークンを配置できるので着実に能力が上がっていくのですが、精霊力は爆発的に伸びるもののカードプレイは3枚に到達するのでさえも後半戦に突入しているタイミングであることがほとんどです。
3.獲得する能力カード
小能力カード
Tier S
圧倒的な防御力を以て序盤を耐えるのですが、本作はタワーディフェンスゲームで時間制限があるという点からゆっくり準備をしていては勝利には近づけません。土地を守ると同時にダハンの力を借りて反撃してもらう必要があります。持ち前の防御力を補助する防御カードとダハンの移動を組み合わせてダハンによる反撃を狙っていきます。「自然の回復力」と「微睡みの誘い」は先天能力のエレメント条件を満たしやすいカードなのでより優先度は高いです。
カードプレイが3枚になるまで成長が進んだときにこれらのカードの組み合わせでプレイすることはかなり強力です。「ダハンの習わしへの招き」は先天能力のエレメントとは全く嚙み合わないのですが、それを凌駕する相乗効果を発揮します。「破壊の儀式」にそっと添えられた月のエレメントのおかげで「ダハンの習わしへの招き」のエレメント条件も達成、先に「渓谷」の効果で侵略者のいる土地へダハンを移動させておけばその土地を「招き」の効果の対象として一気に侵略者の弱体化を狙えます。さらにダハンに置き換えたことによって「破壊の儀式」の追加効果の条件を達成しやすくもしてくれます。Tier S群の中でも「ダハンの習わしへの招き」はどんなタイミングでも必ず獲得したいカードです。
Tier A
「灼熱の悲運の幻視」は即効能力として町を押し出すことで疑似的な防御効果を発揮します。「不変の才能」はダハンを移動したり防御を与えることはできませんが、エレメント供給と精霊力を供給(先天能力で再起動すれば4精霊力!!)するため、次のラウンドに大能力にタッチしやすくなります。
大能力
「破壊の活力」はダハンの反撃を待たずに先制攻撃を仕掛けます。このカードによっては防御しきれない侵略者を先に排除しておいて、残った侵略者の攻撃を防いだ後の反撃によって侵略者を一掃することができます。エレメント条件も小能力のカードを組み合わせることで容易に達成できます。「戦を語る木と石」はエレメント条件的にこの精霊が使うことを一番にデザインされていると思います。コストが安いうえにエレメント条件も達成しやすく、能力もプレイ方針とかみ合っていて文句なしの優秀なカードです。
4.ゲーム記録
この精霊を使っていて楽しいところは精霊力が爆発的に伸びるので、成長した後であれば大能力カードを連続して打っていける点だと思います。
一方でエレメントを集めてカードコンボを決めることが本作の楽しみ方の1つだと思うのですが、それがほとんどできないという点でこの精霊のプレイは難しかったです。
ベストプレイ結果…52点
プロイセン王国レベル4(難易度7) 島C テーマ無し
恐怖レベルⅢ 荒廃した島（記憶は塵と消える）
獲得カード：ダハンの習わしへの招き、自然の回復力、荒ぶる大地の奮闘、力の嵐(完全なる静寂の年)→破壊の活力
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