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No,166.親のガチャガチャ「親ガチャについて思うこと」

成田兄弟

成田家の一連のYouTubeを見ていたら、

Post traumatic stress(外傷後のストレス:一般的にトラウマといわれている)とPost traumatic growth(外傷後の成長)って概念を思い出します。

共に、過去に辛い経験を経験したことに対してどう思うか?について主観的に示す概念です。

◉ Post traumatic stress(外傷後のストレス)は、「私は過去に辛いことがあったからダメな人間になってしまった。すべてあの辛い経験のせいだ」。

◉ Post traumatic growth(外傷後の成長)「辛い経験を克服したんで、思っていたよりも自分って強いことを発見した。人生で大切なことについて優先順位がわかった気がする」

間違いなく成田修造さんの言葉から後者だな~と同時に、論文では抽象的(データの特性上)にしかわからない。話を聞いていて自分の中で腑に落ちた気がしました。

Post traumatic growth(外傷後の成長)の先行研究

● 暴行、戦闘、自然災害などの辛い事象がもたらす感情的な影響は、ネガティブな心理的変化につながるだけでなく、ポジティブな変化を総称して外傷後成長として知られている(PTG; Linley & Joseph,2004; Tedeschi &Calhoun, 2004)。

● Post traumatic growth (PTG)は辛い事象の中で発生する可能性があり以前の心理的機能を超える能力である。PTGを実証する生存者は、人生への感謝、より大きな個人的な強さの向上、対人関係の改善、新しい人生哲学などの精神的な発達がみられる(Tedeschi & Calhoun, 2004)。

● Post traumatic growth (PTG)の基礎となるプロセスで最も著名なTedeschi and calhoun(2004)のポジティブの変化モデル(Janoff-Bulman、2006; Joseph&Linley、2005)に記述されている。

対義語でPost traumatic stressとは「出来後についての記憶や思いが繰り返す」(侵入症状)といった一般的に言われているトラウマを考えると、過去の捉え方は現在の考え方(認知)ってことが言える。

幸せなのは磯野家、面白いのは成田家

成田修造さんのこのを聞いた時に、面白い人だなと思いました。もちろんPost traumatic growth に至る経緯にはいろんな要因はあるだろう。

「DNAが良かったんですかね?」by成田修造

間違いなく過去は変えられる!ことを成田修造さんから学んだ気がする。

最後まで読んでいただきありがとうございます♪

参考文献

Rumination, event centrality, and perceived control as predictors of post-traumatic growth and distress: The Cognitive Growth and Stress model Matthew Brooks,Nicola Graham-Kevan1, Michelle Lowe and Sarita Robinso  British Journal of Clinical Psychology (2017), 56, 286–302

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