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No,165.コロナ自粛でストレス発散!

はじめに

すでに2年も続いているコロナ自粛。

多くの人たちはストレスを抱え、大学生では生活のリズムの乱れや抑うつ状態が多くみられたという(李、2021)。

また学校行事がなくなり、ストレスを処理できない子供の間で「神経性やせ症」なる症状も増えている。(出典:中国新聞、2022年2月25日)

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さらに家庭内では、DVが増えたといわれている。

この結果は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う在宅時間の増加や、社会的ストレスが要因になったとの見解があるみたいです。(出典、日本経済新聞2021年5月24日)

内閣府は24日までに、2020年度のドメスティックバイオレンス(DV)相談件数の速報値は19万30件で、過去最多となったと明らかにした。19年度の11万9276件から1.6倍に急増した(出典、日本経済新聞2021年5月24日)。

コロナに限らず、こういった社会的ストレスは阪神大震災や東日本大震災でもDVが増えたことを念頭に置くべきことだと思います。(NHKドキュメンタリー「明日へつなげよう 証言記録『埋もれた声 25年の真実~災害時の性暴力~』」)

コロナ自粛社会ストレスとストレス発散について

クズみたいな「自粛警察」「マスク警察」が生まれ(口が悪くてすみません)、改めて日本社会の同調圧力の強さが顕在化したな〜なんて思っています。

同調圧力なんて屁のツッパリと思っていますが、日本に生きている以上ある程度沿っていかないと・・本当に悲しき現実です。

本当にそれがストレスですが、上手く付き合って行こうと考えてます。

やはり身体を動かして発散するのが性に合っているので、『ストレス発散は運動でしょ!』

しかし、スポーツジムなどの人が集まる場所は、同調圧力や風評被害が蔓延る日本社会では何かと面倒くさい。

そもそも運動は予防医療の視点からも重要視されているのに、スポーツジムなどを風評被害のターゲットにする人たち(風評被害を起こすノイジーマイノリティ)は本当に大丈夫か?表裏一体って意味知ってるのか疑います。

と揶揄しても意味ないので、そういった中でもランニングや自転車など1人で出来ることは多数あります。

個人的に試して良かったのは山登り(森林浴)です。

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登山(森林浴)の良さについて

主観的にも山登り(森林浴)は気持ちいし、6時間くらいは探索するので良い運動にもなると思います(2000カロリーは消費しています)。

そこで心理学的・生理学的な視点から先行研究をざっくりレビューしてみます。

● 心理学研究

綛谷氏ら(2007)の研究によると、15分程度の森林浴の後には、緊張感や不安感が低下し、心の躍動感・元気な状態を意味する活気感が高まるといった 気分の改善(ストレス発散)効果があったことが報告されています。

その効果の持続性については、稲垣(2012)がおこなっています。

稲垣(2012)の研究によると、1787mに登った21歳から~22歳の女性では、登山前に比べて「緊張一不 安」、「疲 労」、「混 乱 」などのネガティブ感情は減った。また、そのネガティブ感情は29日間変化なかったと述べている。

● 生理学研究

8歳から22歳(n=20)を対象に、唾液α-アミラーゼ測定を使った研究では、登山前より登山後の方がストレスが減ったみたいです。

唾液α-アミラーゼ測定を使用した実験では、軽登山出発前は(64.1 KIU/L) であったのに比して、軽登山時後においては、(27.9 KIU/L) と著明な低値を示した(櫻井、2018)。※数値が大きいほどストレスが高い

唾液α-アミラーゼは、澱粉を分解する酵素として知られている。本酵素はストレスが交感神経系の興奮信号を励起することにより、体内の自己防衛反応として活性が亢進し、交感神経系ストレスマーカーとして認知されている。また本酵素はコルチゾールやカテコラミンなどよりも鋭敏な反応を呈するといわれている。唾液アミラーゼ値の増減は、交感神経―副腎髄質系(SAMsystem)の神経活動を評価するための指標として非常に有用である(櫻井、2018)。

さいごに

濃厚接触って👇

【濃厚接触者の方へお知らせ】
濃厚接触者の方は、新型コロナウイルス感染症患者と最後に接触があった日の翌日から10日間は、発症の可能性があります。
この間のPCR検査の結果が陰性であっても、健康観察期間の終了日は変わりません。不要不急の外出は自粛し、健康観察をお願いします。
健康観察期間中は、感染拡大防止にご協力お願いします(足立区、HP)。

なんか、ねずみ講(マルチ商法)みたいなシステムだわ。

ねずみ講(マルチ商法)なら儲かるのにね(抗体検査やPCRキットを売る商売やればよかった…)。

引用文献

稲垣敦 (2012)「 "08 測-23-ポ-36 1 回の運動の健康効果およびその持続性: 登山の場合 (測定評価, ポスター発表, 一般研究発表抄録)」『日本体育学会大会予稿集 第 63 回  一般社団法人 日本体育学会』

綛谷珠美(2007)「森林セラピーの心理的リラックス効果」『農林水産技術研究ジャーナル』第30巻、第7号、pp20−23

櫻井一成.(2018)「青年期におけるストレス応答 (第 2 報) 軽登山運動におけるバイタルサインの変化と唾液 α-アミラーゼ活性の関連」『神戸山手大学紀要』第 20号、pp83-95

李敏子 (2021)「コロナ禍の生活における喪失」『 椙山臨床心理研究』第 21号 、pp13-16

最後まで読んでいただきありがとうございます( *´艸`)


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