1.4 未来年表から考える投資シナリオ

ここで、2030 年までに起きる環境の変化を逆算して、投資シナリオを考えてみましょう。まず、不動産には賃料サイクルがあり、この不動産マーケットのサイクルをプロパティクロックと呼びます。このクロックで賃料が下落している時は買い、賃料が上昇し終わる時が売りのサインです。

(プロパティクロック図参照)

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過去20年のトレンドを見てみると、このサイクルの周期が起きるたびに短くなり、回復が早くなっています。これはどういうことかというと、物件の供給量は一定である一方、マネーの供給量が爆増し、アジアの外国人含め富裕層が増えてきています。つまり、物件量に対して人口とお金の量が足りていない、構造的な変化が起きているのです。この状況を考えれば、仮に経済ショックが起きたとしても、それが極端に不動産価格を暴落させるような事態は考えずらく、
デベロッパーの観点でも、都内でまとまった土地が枯渇して、年々、用地の仕入れが難しくなっています。都内の優良立地はいままで以上に希少になり、資産価値がさらに上がることを踏まえれば、収支採算が合ううちに、投資しておくことがベストです。

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