Waves NLS
以前Wavesはもう増やさないぜ!的な事を言いましたが、増えましたw
と言う事でNLSがイイぜってハナシ。
3タイプのコンソールがあります。
SPIKE (SSL4000G)
MIKE (EMI TG12345)
NEVO (Neve 5116)
コンソールのシュミレーターなので推奨される使い方としては
全トラックにNLS Channelを同タイプに設定して挿す
↓
バスには同タイプのNLS Bussを挿す。
と言うことのようです。
ですが僕はこのような使い方はしていません。
挿すトラックもあれば挿さないトラックもありますし、トラックごとに必要に応じてタイプを選択しています。
VCA GROUP CONSOLEが使いにくいのでNLS Bussの方はあんまり使いませんのでこの記事ではそもそも割愛します。
要はEQ+サチュレーターと捉えて自由に使っています。
用途としては妙にツルツル、ギラギラしている素材に掛けることでグルー的な、馴染みをよくするために使っています。
だがしかし!アナログシミュレート系のプラグインは実際のところどう変化しているのか分かりにくいですよね?
なので周波数特性と倍音の感じをザックリ見ていきましょう。
SPIKE (SSL4000G)
周波数特性
刺しただけ、Drive 0 でこんな感じ。
20Hz以下、10k以上がロールオフする感じ。
Drive +6
全体的にレベルが上がりつつも100Hzあたりが相対的に下がるようです。
倍音特性
Drive 0
Drive +6
割と上品な感じ。
MIKE (EMI TG12345)
周波数特性
Drive 0
20〜30Hzあたりが出てきます。
Drive +6
20Hzのブーストと共に2k以上がシェルビング的に落ちていきます。
倍音特性
Drive 0
SPIKEよりも派手目。
Drive +6
非整数次倍音も多めに出てくる感じでしょうか。
NEVO (Neve 5116)
周波数特性
Drive 0
20Hzが上がり、15Hzあたりは下がる。
Drive +6
さっきの特性が顕著になる、10Hzがすごく下がる。
倍音特性
Drive 0
大人しい感じ。
Drive +6
やはり大人し目。
MIKEが一番わかりやすくかかります。
Driveをあげていくとロー寄りになって行き、ギラついたトラックが馴染みやすくなる感じです。
複数のトラックで似たような処理をすると、mix全体として20Hz〜100Hzが渋滞してきますので、必要に応じてNLSの後ろに別のEQを挿すなりして対処しています。
SPIKE、NEVOは極端にDriveを上げない限りは非常に微妙な変化ではありますが、何かしっくり来ないトラックに挿すとすごくしっくり来ることもあるので色々試してみましょう。
Spotifyでiso:Rの曲をチェック!
https://open.spotify.com/artist/1FM811d0S6Z0nM0laOina6?si=Y6dvJ6JlS-qSt-oMDLXt5w
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?