飲食店が飲み屋のお姉さんとつるむ利点

飲み屋のお姉さんとの付き合い。

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お姉さん方はとにかく顔が広い

お付き合いといっても、交際するわけではなく、お店同士のお付き合いのお話。

これは完全に個人的見解ですが、飲食店を始めて初期段階でブーストするには飲み屋のお姉さん方とのお付き合いは結構効果的だと思います。


賛否あるとは思いますが、やはりキャバクラやスナックのお姉さん方は、太いパイプをもっています。普通に集客していたら間違いなく出会えないであろう客層の方々も紹介してくれたりしますから。

いわゆるビップ系の社長様方を紹介してもらったりすることもあります。胸元バッカンあけて金色のいろいろを装備して、葉巻プカプカみたいな漫画みたいな社長さんもいらっしゃいます。

そういった方々は普段いいお店に行き慣れていたりしますから、注意が必要なこともあります。

何とか常連になってもらおうと奮発したサービスをするか、はたまた普段通りサービスするか、で選択肢が分かれると思います。


個人的には後者のやり方の方がいいかなとは思っています。


前者のやり方だと行きつけにしてくれる可能性は高いと思いますが、経験則でいうと毎度毎度、お料理やそれ以外も求められるハードルが上がっていって、結局自分の首を絞めることになります。


お料理だけでは常連さんは付かない


何故なら、そのお店に行く=個人に会いに行く、という要素が強いと思うからです。美味しい料理をそつなく出しているだけでは、何度も来店する動機にはならないのではないかと思っています。

「あいつに会いに行こう。」「あの子とトークしたい。」

どちらかというと、そういった潜在的な欲求の方が強いんじゃないかと思います。


スタッフが沢山いてそれぞれの総合力で楽しんでいただくようなことができれば最高ですが、小さな店で人件費もあまりかけられないようなところだと、一人のお客さんに力を注いで他のお客さんを蔑ろにするような事になってしまいます。

「いや、それでも売り上げが高い方を取りに行く!」

そういった考えも間違いではないと思います。でもやはり、他のお客さんは店側がどういったスタンスでサービスしているかはつぶさに感じ取っています。

「あのお客さんだけひいきし過ぎじゃない?」

当然なります。

ビップ社長席の満足度が100点満点になったところで、他のお客さんのテーブルが20点だったら平均点は60点にダダ下がりしてしまいます。20点をつけられたら再訪の可能性はほぼないです。いやないです。


まんべんなくサービスができない体制だったら止した方がいいです。


とは言ったものの、やはり長い目で見てお店にとっては太客はつかんで離さない方がいいとは思います。

自分が調理や他の常連さんのお相手をしてて接客できない時等は、別のスタッフについてもらって、どんな様子かどんなお話をしているのかとか、情報を共有しておくだけでも後でお見送りの際にでもお話をして好印象で帰っていただくことも可能です。


お姉さんとのギブアンドテイク。

話はお姉さんの方に戻りますが、やはりお店を使ってくれる以上、こちらも先方のお店を利用しなければつり合いが取れません。こちらがいくらの売り上げがたったから、同じくらい使わないとな~、みたいなことは考えなくてもいいですが、やはりギブされたらしっかりテイクすることが鉄則だと思います。

逆に全く付き合いのない飲み屋さんに先にギブすると、お姉さん方はほぼ100%と言っていいほどテイクしに来店してくれます。

でも正直こういったお付き合いが苦手な人は、無理をしない方がいいと思います。繁華街なんかだと結構な数のお店さんと、お付き合いすることもあると思うのであまり手広くやりすぎると、本業に差し支えるというか、身を滅ぼします。

若気の至りですが私の場合、エリアのお店を片っ端から回ってボトルキープして、結局手が回らなくなり疎遠になり、今や墓標となっているボトルもいくつかあります。ほどほどがいいでしょう。


まあ何しろ、お姉さん方も近所のいいお店は常にリサーチしていたりするので、いい情報収集になったりもしますし、上手にお付き合いしていくのがいいのかなと思います。

それ以上の関係になるかどうかは、個人の責任なのでご自由に!

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