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骨折日記

10/30 骨折と診断される。病院で、折れてますねと言われた時に、「治りますか?!」と聞いたら、骨折治らなかった人見たことないよと笑われた。緊急家族テレビ電話。

10/31 仕事へ。右手では何もできず・・指示を出したり左手で作業したり・・母が登場、家事いろいろやってもらった。

11/1 髪も結べないので母に結んでもらう。何年ぶりだろう?

11/? 何をするにも時間がかかったりできなかったりするけど、そのことにイライラしたり落ち込んだりしない自分にびっくりしている。意外だ

11/3 いつも、あれもこれもやらなきゃ!!!と思いすぎていたのかもしれない・・と気づく。文字すら書けない。iPadで左手で絵を描いた。

11/4 病院。説明聞いてたら怖くなって貧血で冷や汗止まらず、寝かされて血圧測られた。ダサい・・・お医者さんも看護師さんもやさしい。外した包帯をもらった。

11/5 美容室へ。ヘアセットができないのでちょっと切って綺麗に染めてもらった。美容室は滅多に行かないけどずっと同じ方に担当してもらっているので気が楽。骨折も笑い飛ばしてくれてありがたい。

11/6 今回の怪我に関して提出する書類に本人記入欄というものがあり、だから右腕怪我って言ってるじゃん・・・・!と思った

11/7 ドラッグストアの店員さんがやさしい。

11/8 自力でペットボトルが開けられた!

11/9 みぞれ・カサ・骨折は辛い。明日も雪の予報。お店に来る営業さんたちが皆優しい・・

11/10 スーパーのお惣菜、種類が豊富でこれで生活できるなあと思ったけど自力で料理した。宝石の国をようやく最新刊まで読んだ・・・!はあ・・・!骨折しててもできるやりたいことがありすぎて忙しいな

11/11 眠りすぎた。片手だけで生活していると心身ともに疲れるのだと思う。病院でレントゲン撮ってもらうときにまた貧血を起こしてふらふらに・・自分の腕を見ていると具合が悪くなる。骨は少し出来てきていた。今回も外した包帯をもらった。

11/12 痛み止め飲まなくても痛くない!iPadでなら絵もかける。

11/15 遅番の日は全然起きられない・・

11/16 お風呂の時腕にゴミ袋巻くのもだいぶ上手くなってきた。片手で水を掬うの難しい

11/17 右手でドライヤー持って頭に風を当てることが出来るようになった

11/18 病院。ギブスが外れた!!今日はレントゲン技師の先生が私の様子を素早く察知してくれて助かった。無理のない範囲で、座っての撮影。それでもふらふらだったけど・・怖くて倒れてしまう人は結構いるので自分だけおかしいと思わないでね大丈夫ですよと言われた。帰りに包帯の上に履いていたネットをもらった。

11/19 右手を使って皿洗いができた

11/23 家ではもう腕を吊らずに生活している 

11/24 かなり腕が動くようになったので服の整理などした 嬉しい〜

11/25 アームスリングも外れた。まだ120度以上曲げられないのでご飯やメイクは左手。アームスリングを着けているとぱっと見て骨折している人だとわかるので護身になる、と看護師さんが言っていた。確かに。外すとちょっと不安だ。

11/26 久しぶりに制服を着て仕事。レジにも入ってみているけど右手で本を数冊持って袋に入れる作業が辛い。痛い。

12/1 春巻きを作った!みじん切りも出来るようになった。日を追うごとに回復していっているのがわかる。

12/9 病院。レントゲンは難なく終了。診察室で先生が来るのを待っている間に心臓がそわそわしてくる。近くの診察室での会話が聞こえたり、壁に貼ってあるポスターが目に入るだけで怖くなる・・前回とほぼ同じ診察内容。お風呂で曲げたりする練習してくださいとのこと。

12/? リュックが肩から滑り落ちて右肘にガクッと引っかかって痛い!まだまだ日常に危険が潜んでいる。しかしボタンも両手でとめられるし髪の毛も普通にしばれるようになった。

12/23 病院。先生が肘をグリグリしながらどうする?卒業するー?と聞いてきたが、痛いです!といったら年明けにもう一度診てもらうことになった。ついでに右手指の違和感が消えない話をしたら腱鞘炎気味と診断された・・ええ〜・・・

12/24 今この日記を読み返していて、ギブスをしていたのが遠い昔のよう・・というかもうあんまり覚えていないことにびっくりしている。夢だったのか?記憶たちはかなり奥の方にしまわれたのか?自分が経験したことなのに、どんなだったか想像していちいち怖!!と思っている。やれやれ・・

1/13 病院へ。もう全然痛くないのでさーっと終わった。およそ3ヶ月。あっという間だけど、折れた骨も戻る。お疲れ様でした。腱鞘炎は、酷くなったら切る?らしい、引き続き右手に優しくしよう。

今回の骨折は、複雑なものではなかったのでただただ固定してくっつくのを待つ、という治療でした。当たり前なんだけど、特効薬とかないんだよね・・。すごい原始的だなと思う一方で、時間さえかければしっかり治る治癒力の存在を感じました。待つって大事。日を追うごとに治っていってるのがわかるのは面白い感覚だった。


今これを書いているのは2月なので、ひとつひとつ思い返すと、自分のことなのに自分のことではないような記憶。本や漫画を読み込み過ぎて自分の記憶と勘違いしている人の気分だ・・でももう骨折したくないです。

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