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4歳児に学ぶUX(ユーザーエクスペリエンス)


娘の保育園では「汚れ物入れ」として、ジッパーバックを持っていくようになっています。
で、娘が喜ぶかなと思ってさくらんぼの柄がついた可愛いジッパーバックに、人気キャラクターのシールをつけて持たせていたんですが、ある時突然「変えて欲しい」と言われたんです。

話を聞いてみると、おともだちが使っているチャック付きのジッパーバックが羨ましいんだというんです。
というのも、4歳児の小さい手では元々持たせていたジッパーバックのような手でなぞって止めるタイプだとしっかり閉じきれず口が開いてしまうと。チャック付きであればしっかり閉じれると言うんですね。

これを聞いて最初はなるほど、しっかり閉じると言う機能が欲しいのか、と思ったんですが話を聞くうちにどうもそうではないみたいだぞと気がつきました。

「袋をしっかり閉じたい」という要求から、機能を求めているのではなく、単に「友達がチャックを閉めているのがかっこよくて羨ましい」と思っているだけなんですよね。

つまり機能性で選んだわけではなく、お友達のように「カッコイイ」と思われたい。そう言う体験がしたい。そちらが強そうだなと。

UX…体験のデザインってこういうことなのかもしれないなと思ったので、ここに備忘録として残します。

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