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ローカルなりきりガチ中華ぼっち飯を敢行 (横浜中華街 東北人家 新館)

横浜中華街で新規開拓予定の年中無休のお店が、まさかの「その日だけ」臨時休業。

気を取り直して、いつもの東北人家 新館で前からずっとやってみたかった「知ったかぶりガチ中華ぼっち飯」を敢行しました。

このぼっち飯はですね、東北人家に19時くらいまでに行くと、仕事帰りか仕事始めにひとりでやって来る中華系の人の注文の仕方と食べ方が、とってもかっこいいんですよ。それを真似したかった。さっとやって来て、中国語でお店の人とちょとだけ会話して、だらだら食べたりすることもなく、30分くらいで華麗に店を出るのです。

そうです、中国のどこにでもある飲食店、日本的に言うところの定食屋の感じなんです。観光客など来ない、その街の日常そのものです。

この話をするためには、この東北人家について知っていただくとわかりやすいのでよろしければぜひ。

注文の仕方は鍋か炒め物を1品とご飯。仕事があるのかお酒を注文する人は少ないです。料理が届くとスマホ片手に黙々と食べる。地元の人って感じ。

そんな姿、いわゆるロコスタイル(謎)をずっと真似したくって。特に東北人家や天龍菜館、湘厨といった地元民がが普段使いしてるお店で一緒に食べてみたかった。注文内容も日本人観光客とは一線を画して、間違ってもエビチリとか麻婆豆腐なんかここでは頼まない。

はい、ではこの日いただいたメニューをご紹介します。

いきなり白酒から行きます。ワタクシいつの間にかこの店では江小白がデフォに 。これ現地だと4元100円くらいしかしません。40度の白酒で、日本で言うといいちこみたいな、ちょっとおしゃれな白酒といったポジションですかね。もちろん飲み切ってないです、小さなグラス2杯だけにして、あとはお持ち帰りです。

ボトルがクールです。なぜかグラスは白鹿でした

暑かったし、アテも欲しかったのでいつものこれ。おいしいですよー。

いつものジャガイモの細切り じゃがいもを細く刻んで軽く湯にさらしただけ、ちょっとだけ人参とパクチーも。酢とラー油で和えた感じです。日本人はあまりジャガイモを生では食べませんけど、ほぼ生のシャキシャキ食感がすごく好きです

メインは最近すっかりハマっている酸菜魚にしました。東北人家での酸菜魚をいただくのはこれが初めてです。予想していた通り美味しいけどやはり味が控えめで、山椒の痺れはほとんどありません。日本では池袋の成都娘酸菜魚だけが現地を完全再現してくれています。

中国ではみんな酸菜魚と白ご飯で食事してたんですよ。だから私もなりきって真似したかった。この組み合わせは麻婆豆腐に白ご飯と同じ感覚でしょう。基本的にぼっち飯はあまりしない中国ですが、最近は若い層を中心にそうでもないように行く度に感じます。きっとココイチみたいなファストフードの浸透なんかも影響している気がします。

酸菜魚と白ご飯。なんというガチ勢感
酸菜魚は熱いのでこうして小分けしていただきます。ご飯にとてもとてもよく合います。

私も45分くらいでサクッと食事を終了して、俺って分かってるじゃんとか言いながら(言ってないけど)お店を出ました。

滞在中に私みたいなおひとり様客は4組、全部中華系の人。あとは中日バイリンガルの子連れ家族が3組。それとニホンジンの仕事仲間っぽい4人組でした。

こういう日本ぽくない感覚を国内で味わえるのが昔から好きです。バブル時代の六本木のマクドナルドの店員の多くは黒人で、日本語あんまり通じず、接客も完全アメリカンだったのを思い出しました。

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