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再訪「霊泉 ままねの湯」 のタオルがすごい(神奈川 湯河原)

湯河原の「ままねの湯」の湯の強さは最強でした。

それを再確認するために、再び訪れました。ままねの湯は湯治場であって、スーパー銭湯はありません。日帰り入浴は可能ですが、あくまでも湯治という位置づけです。

そのためにいくつか守るべきルールがあります。それはここに書いてある通りです。これは厳守です。と言っても決して堅苦しいわけではありません。要は「日帰り温泉ウェーイ!」みたいなノリで行くと、居心地が悪いか入湯を拒否されることもあるだろうということです。

さて、初訪問の際には事前に予習もして行ったので、タオルと石鹸を持っていきました。今回ももちろん持っていったのですが、タオルに名前が入っていたら欲しいかもと思い、受付で聞きたところ入っているとのことで迷わず購入しました。400円だったと思います。

こんなパッケージ。どうやらこれは復刻デザインバージョンのようです
裏面には明示時代の湯河原の温泉マップ
ちゃんとスキャンしておきます

この復刻版とか、パッケージングとかは誰か素人ではない人の手が入っていることを感じ取れます。宿側が何も考えないでタオル業者に発注しただけではこうはならないからです。たぶん常連客か何かに広告会社かマーケティング系の方のいるのでしょう。いいことだと思います。そしてそうだとしても、湯治場を守るために商業的な匂いを感じさせない運用を維持しているところもいいと思います。

石鹸も持っていきましたが、その大きさとか、どういう状態で提供されるのかはネットに情報がなく、試しに購入してみました。購入時の写真を撮るのを失念しましたが、手のひらサイズの白い固形石鹸です。普通に売っている固形石鹸よりひと回り小さくて、容量的には半分くらいですかね。かつて銭湯で売っていた石鹸って、ペラペラの1回使い切りみたいなものが多かったですが、これは何十回でも使えるサイズ感です。

ちゃんとビニールパケージで密封されていて、購入すると使用後も持ち帰りやすいように小さなビニール袋も付けてくれます。完璧ですね。

石鹸の質もごく普通、値段相応だと思います。100円です。

すぐに柔らかくなるいい石鹸です


さて、タオルの開封の儀です。

下の写真は開封して広げた状態です。「観世音霊泉 ま々根乃湯」と書かれています。これが正式名称なのでしょうか。宿の入口には「ま々ねの湯」となっています。

要はブランディングポリシー、コーポレート・アイデンティティーが統一されていません。ここからもプロの手が加えられていないことがわかります。もちろん「あえて」なのかもしれませんが、こういうところ大切な気がします。

そして気がつくかもしれませんが、文字が薄くて読みにくいなあと思いながら、湯に向かいました。

文字が薄い

この日は土曜日の午後ということもあり、独浴にはならず、入湯中は2,3人で湯浴みをさせていただきました。

またこの日は前回とは異なり、お湯の温度が身体を刺すには熱くはありませんでした。前回は46度はあったと思いますが、この時は43、4度ではないかと思います。これは誰かが加水をしたのか、あるいは前日の夜に当地では警報級の大雨だったためなのか、理由はわかりません。

湯温はやや低かったけど、湯の強さはやはり個人的経験では1、2を争う強さです。前回も思いましたが、長野の佐久にあるここに似ています。

どちらも油断していると湯当たりしますので注意が必要です。


そして湯から出てから気がついたのですが、タオルの名入れ文字が濃くなっているではありませんか。一瞬、温泉物質による化学反応かとも思いました。

明らかに文字が濃くなっている

そこで思い出したのが、タオルのパーケージに入っていたこれです。

ちゃんと読むと名前の由来と、タオルの製法について書かれているではありませんか。特に製法はなかなか凝った作りになっているのがわかります。

タオルの質も、その辺の温泉旅館の無料版のようなペラペラなものではなく、400円に見合ったと言うか、十分に高品質です。また復刻版ではない別のデザインのタオルもあるようなので、次回はそれも購入してみようと思いました。

初回の訪問時の記事はこちらです。


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